月刊Hanada7月涼風号
花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、840円)
追悼・渡部昇一先生がグラビア17ページにわたって大展開。山形県鶴岡市立朝陽第一小学校入学(1937)から旧制鶴岡中入学の写真(1943)に目をやると、戦時下の学校生徒の服装変遷が懐かしいほどよくわかる。戦闘帽(略帽・巻き脚半=ゲートル)姿の渡部少年の姿は凜々しい。そして巻末は<幻の未公開対談>「日本国憲法は“敗戦条約”だ」(髙山正之・渡部昇一)は必読の勧め。続いて中西輝政―稲田朋美―堤堯―西村眞悟―藤尾秀昭と濃厚な筆が躍動する。
総力大特集<「朝鮮半島有事」の現実>警戒せよ、韓国の「ヒトラー待望論」呉善花(拓大国際学部教授)と重村智計(早大名誉教授=元拓大教授)もお勧め。もう1つ<八田與一銅像「斬首」事件の顛末>―「台湾世論は“親日”を支持した」(福島香織)なども。おマケはコラムニスト勝谷誠彦氏が(驚きの)兵庫県知事選出馬表明!!(M)