3連勝でリーグ戦を終える

 

試合風景試合風景

関東大学ラグビーリーグ戦1部 拓大-法大(11月26日、秩父宮ラグビー場)

関東大学ラグビーリーグ戦グループ最終戦は、秩父宮ラグビー場に大学ラグビーの名門法政大学を迎えての試合となりました。

拓大は、開幕の中央大学戦からFWではどの試合も圧倒しましたが、BKのディフェンスが振るわず4連敗を喫しました。しかし、第5戦の日本大学戦においては、FWとBKが一体となって75対19と圧勝。とくに、11番林謙太(4年―日大)が3T9Gと大活躍でした。さらに、第6戦も関東学院大学を相手に苦戦を強いられたものの、追いすがる相手をシオネ・ラベマイ(3年―セントビーズ)の連続トライで35対29と振り切り2連勝として波に乗っています。

一方、相手方法政大学は、リーグ戦開始前の予想に反しここまで2勝と拓大と五分の勝ち星です。

チームの勢いを考えると、拓大の優位はゆるぎないところなのですが、法政大学は、勝てば大学選手権への出場、負けると入れ替え戦に回る可能性があり、絶対に負けることはできない状況です。

試合は、開始直後から両校一進一退のゲームでしたが、9分拓大陣内22m付近の密集から法政が左に展開しゴール左隅にトライを喫してしまいます。ゴールも成功し0対7。

しかし、拓大は15分、敵陣ゴール前密集から林謙太→大塚隆史(2年―石見智翠館)→アセリマシヴォウ(1年―ケルストンボーイズ)そして最後は松崎翔太(4年―目黒学院)にボールが回り左中間にトライ。林謙太のゴールは決まらなかったものの、22分にはシオネがラックから抜け出して逆転のトライ。さらに、25分には、自陣10mライン付近から、二宮昂生(3年―大阪桐蔭)、林謙太、林哲平(3年―佐賀工業)、林謙太と繋ぎ、最後は二宮昂生がおよそ30mを走り切り10点差とします。

その後、1本取られますが、前半終了直前、HL付近スクラムからBKに繋ぎ、最後は、林謙太が30mを独走。前半を22対14で折り返します。

後半開始早々法政の怒涛の攻撃で失点し、1点差まで詰め寄られますが、12分にシオネ、36分には濱副彗悟(3年―つくば開成)が得点し、試合終盤、得点にはならなかったものの、相手のペナルティからスクラムを選択し、10mを押し込みもう少しでトライという場面もありました。

この試合、FWはスクラム、ラックは圧倒的優位に立ち、BKも鋭いタックルと速い展開と今季の集大成の試合をしてくれました。

結果、36対26と法政大学に対して4年ぶりの勝利、そして、リーグ戦では5位となりましたが、あと一歩で大学選手権の切符に手が届きませんでした。

しかしながら、今季のリーグ戦をとおして、4年生は最上級生としての自覚をもって試合に臨んでくれたと思います。そしてまた、下級生に来季以降リーグ戦1部で戦う場所を残してくれました。3年生以下は4年生が残してくれた今季の財産を糧に来季はさらに飛躍をしてくれると信じております。

試合に出場した選手はもとより、残念ながら試合出場がかなわなかった部員においても、それぞれが自分の役割を果たしたと思います。そのような意味では、今季の3勝4敗という結果は誇れるものと思います。

学友諸兄はじめ、ご父兄、OBの皆様の応援がラグビー部の発展には不可欠です。今後とも、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

学友会監事、ラグビー部OB 村松芳弘(84期)
写真提供 ラグビー部GM 松浦真吾(83期)

入場試合風景試合後集合選手整列