平成28年度香港研修旅行感想文その2(大橋美月)
国際学部国際学科 1年 大橋美月
人生の糧となった体験
私にとってこの研修はたくさんの事を感じ、これまでの自分を考えさせられ、そして、これからの人生の糧となる貴重な体験ばかりでした。
香港は私がイメージしていたよりはるかに近代的で目まぐるしい程のパワー溢れる大都会でした。百聞は一見にしかずの言葉通り、ただ情報を集めるよりも実際に足を運ぶ事で得る事は計り知れませんでした。
香港の学生達は、自分の興味がある事をとことん調べ、深く且つ広い知識を習得していました。三カ国語以上話せる人、流暢に日本語が話せる人も多いこと、世界各国に足を伸ばし知識を広げていること、その貪欲な好奇心と探求心、行動力には強い衝撃を受け感服せざるを得ませんでした。狭い土地と資源を持たない香港が貿易・金融などにおいてグローバルな成長を続けている理由は、地理的・歴史的背景ばかりでなく、そういった国民性にもあると感じました。
今後ますますグローバル化が進む中でそのような人々と対等に働く事を考えるならば、言語の習得ばかりではなく、自国を始め、諸外国の歴史や文化、法律や経済そして国民性などを深く知った上で、自分ならではの強みをもち、伸ばす努力が必要だと強く感じました。
そして、そんな香港において世界を視野に活躍をされている先輩方のお話は、とても魅力的で興味深いことばかりでした。
国際社会で求められる人材とは、経済を読むこととは、先輩方のお話の中にそれらを知ることができ、世界で羽ばたくというのはこういう事なのだとただただ尊敬の念を深めておりました。
私のような未熟な後輩に対しても惜しみなく伝えたい、育てたいという思いが感じられとても有難く、ここに香港研修の意義や拓殖大学の建学の精神が受け継がれている事を感じました。
いつか私もこの先輩方のように未来を担う後輩に伝えていくことが出来る立場になれるよう成長したいと強く思いました。
この研修を経て、私はさまざまな事に果敢に挑戦し、一国でも多くの国を訪れ交流したい、自分ならではの強みをもち、伸ばしたいと強く思うようになりました。そして、将来的には国際社会の中において自分の力で表現、判断、そして具現化出来る人材になりたと思うようになりました。
最後に、今回お世話になった先生方、先輩方、そして香港の学生さんたちに人生の転機となるような機会を与えて下さいましたことに深く感謝しております。