京都からのニュースとエピソード

 

荒賀さんスナップ

荒賀さん(右)

10月30日オーストリアのリンツで行われた空手の世界選手権大会最終日。日本はドイツ、スペイン、イランなど強敵に囲まれながら男子個人組手で2大会連続2位の荒賀龍太郎(京都=荒賀道場)が84㎏級で初制覇を飾った。

4年後のオリンピック東京大会にとって有力な選手であるが、何を隠そう拓大64期・木下勝之氏(前学友会京都府支部長)長男敦仁さん(102期・もも整骨院長)とは義兄弟なのだ。というのは姉の荒賀知子さん(2004年第17回・06年第18回世界空手女王)が木下家長男の嫁さんになったこと。いま喜びの木下=荒賀両家であるが、その勝之氏からは先便で昔懐かしい「茗荷谷ニュース」が届いている。以下(ほぼ原文)

茗荷谷のマドンナ

“知る人ぞ知る昭和の時代の拓大生のマドンナ”――時は1964東京オリンピック前後。女人禁制の拓大の庭(歌集の一節)茗荷谷駅界わい。女子大生じゃない私服美貌の乙女の姿が目にとまるようになり、拓大生としては大いに気になった。ある日のこと、駅前の喫茶りんぼう常連客だった学生の1人が声をかけてみた。すると京都から茗荷谷に来て住みついた「西夏絵」さんとわかった。それも芸能プロダクションの世界で全盛期を誇る渡邊プロ所属! 伊藤ゆかり、園マリ、中尾ミエさんらとともに勉強中とのことだ。それからというもの道で出会えば拓大生にあいさつしてくれるようになった。われらも京美人の姿に目を奪われる日々であった。

母校出身力士と「やまふく」

やまふくでの写真

やがて、その人はタレント業を終えて京都に戻った。数年後には祇園で一番の美人ぞろいとうたわれるクラブでオーナーマダマとなった。美貌は今も衰えず、歴史上に有名な料亭「一力」(赤穂浪士の大石内蔵助が世間の目を欺くため、偽装放蕩の姿を見せて遊んだ)の隣に祇園で一番品のよい「やまふく」という店のオーナーマダムとして活躍中。彼女のご主人はテレビ映画「必殺仕事人シリーズ」その他の番組でおなじみ俳優・歌手の中条きよしさんだ。

この写真は大相撲関脇時代の栃乃洋関(現審判部・竹縄=右)と栃の山(世話人)が学友会京都支部を訪問した際の、永遠のマドンナさんと記念に。(M)