映画 人間爆弾「桜花」―特攻を命じた兵士の遺言―

 

映画 人間爆弾「桜花」―特攻を命じた兵士の遺言―

監督 澤田正道

この夏の終戦番組とも言える映画作品だ。出演に林富士夫(海軍兵学校71期、終戦時の大尉)の名がある。この映画がフランスで上映された日、93歳で死去した。海軍神雷部隊桜花隊第4分隊長、鹿屋基地に進出したが、生き残った。桜花とは1人乗りの人間爆弾(特攻機)だ。1944(昭和19)年8月、秘密裏に搭乗員を集めた。ちなみに第3分隊長は湯野川守正大尉(海兵71期)で、実妹は音楽評論家の湯川れい子さんだ。そして同分隊の森忠司中尉は佐賀県―拓大専門部17期―特攻戦死である。映画は8月下旬からシアター・イメージフォーラム(渋谷駅8分、宮益坂上り青山通り)電話03-5766-0114で公開。1500円。(M)