WiLL 10月特大号
(ワック、820円)
巻頭グラビアが戦後史を飾る<エヴァ・ガードナー>(1990没)で、特集トップ記事が<「安倍談話」百点満点だ!>上智大名誉教授・渡部昇一と続く。新聞・テレビが書かない言わないことをストレートに代弁してくれる。続いては<日本が大好きだから炎上覚悟の「大放言」>を作家百田尚樹氏!
その次が読み物としては一番だ。<田中角栄の実子が初めて綴る「日中友好論」>音楽評論家・料理研究家の田中京氏が登場だ。①「政治家」「父」田中角栄の思い―姉(田中眞紀子)の心なき仕打ち―が、まずジーンとくる。田中京氏(64)は、角栄と神楽坂芸者だった辻和子の長男。つまり、角栄死去の際、門前払いされたことに始まる。②日中友好は「日本の米」から③親の心、子知らず―以上16ページ。
巻末の「祖国の沖縄その五」(青山繁晴)で宮内庁と沖縄県知事のやりとり。両陛下が白梅の塔行幸啓のご意向を持ったのに、仲井間知事部下の局長工作でダメにした秘話だ。宮内庁をだまそうとした役人発覚事件。(M)