ラグビー公式戦第6戦、専修に快勝
11月8日、相模原ギオンスタジアム
立冬の翌日の曇り空、少し肌寒い相模原ギオンスタジアムは、全勝同士の一戦で熱気に包まれました。
専修大学は、ラグビーファンであればどなたでも知っているとおり、かつての強豪校でリーグ戦での優勝経験も豊富です。2002年度に2部に降格してからは低迷していますが、前節では、34-13と大方の予想を覆して関東学院大学に勝利して波に乗っています。
試合は専修大学のキックオフで始まり、拓大は開始早々から果敢に攻めまくります。しかし、闘志が空回りしたのか、開始6分自陣22mライン中央付近での反則から相手にPKを与えてしまいます。相手のSOがゴールをきめて0-3と先制されます。
ところがその2分後、拓大は敵陣でのラインアウトからモールで攻め込み、そこから右に展開し、最後は14番WTB富沢(4年―明和県央)がトライ。さらにステイリン・パトリック(4年―セントトーマス)がゴールを決めて7-3と逆転に成功します。また、11分にも、相手のペナルティからタッチに蹴りだしラインアウトとし、モールからSH茂野(4年―石見智翠館)、SO林(2年―日本大学高)とパスが渡りトライ。ゴールも成功し14-3とします。32分には、FB塩倉(3年―湘南工科大付)がトライし、19-3と前半を終えます。
後半も本学は攻撃の手を緩めず、開始早々2分にシオネ(1年―セントビーズ)のトライを皮切りに、10分と17分にトライを挙げ40-3とその差を広げます。
前半16分につづいて後半22分には、2度目のシンビンで拓大選手が退場となり、その後14人で試合を続けることとなってしまいます(実にこの試合は、80分の試合時間のうち、およそ30分を14人で戦ったことになります。)。1人多い専修大学は、32分、意地のトライを取りますが、総合力で勝る拓大が40-8で勝利を収めました。
前節の専修大学対関東学院大学の試合結果を受けて、本日の試合を勝利しても入れ替え戦出場は確定していませんが、それに大きく近付いたことは間違いありません。
今日の試合は、選手一人ひとりが一部リーグ復帰という、高い意識をもって臨んだ結果として、以前のようなゲーム中のケアレスミスは少なかったように思います。この状態を維持して、リーグ戦最終戦の関東学院大学との試合に全部員一丸となって全勝でリーグ戦を終わってほしいと思います。
ラグビーは、コンタクトプレーが多いスポーツであるからこそ、危険なプレーはしてはなりません。ただ私の見る限りでは、この試合での2度のイエローカードは、ゲームの流れの中でのプレーであり、故意ではないように見受けられました。レフリーのジャッジが少し厳しいように感じられたのは、私だけではないと思います。
本日もラグビー部部長梶井先生を始め、多くのご父兄・OBの暖かい応援を頂きました。厚く御礼申し上げます。
学友会監事・ラグビー部OB 村松芳弘(84期)
写真提供 ラグビー部GM 松浦真吾(83期)