八重樫東、KO勝利で3度目防衛
ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチが4月6日(日)東京・大田区総合体育館で行われ、王者八重樫東(102期、大橋)が挑戦者オディロン・サレタ(メキシコ)を9ラウンド2分14秒KOで破り3度目の防衛に成功した。
オディロンは距離をとって打ってくるスタイルだったが、八重樫は足を使ってあわせ、4ラウンド終了時の判定は2-1で八重樫を支持。中盤に入ると八重樫得意のカウンターパンチが決まりはじめ、さらにボディーへの連打で相手にダメージを与えていった。8ラウンド時点の判定もやはり八重樫有利。そして9ラウンド、「たまたま当たった」というカウンターでオディロンは崩れ落ち、10カウントでKO。
勝者インタビューでは「サレタは非常に強い。崩すのが難しかった」と話した。また今回の防衛成功で、同級世界1位でプロ39戦全勝の強者ローマン・ゴンザレスの挑戦を受けることが濃厚となったが、それについては「今の状態では勝つことは困難だと思うが、一生懸命闘ってなるべく勝ちたい」と謙虚に語った。
そのゴンザレスはアンダーカードに登場しフィリピン・ライトフライ級8位のファン・プリシマと対戦、3ラウンド1分20秒TKOで勝利し強さを見せつけた。(S)