内山高志、判定で8度目王座防衛
WBAボクシング世界スーパーフェザー級タイトルマッチが12月31日(火)大田区総合体育館で行われた。判定の結果、3-0で内山が勝利、8度目の防衛に成功した。
王者内山高志(100期、ワタナベ)に挑戦したのは、同級4位の金子大樹(横浜光)。現在日本で最も波に乗っているといわれるボクサーだ。
序盤から両者一歩も引かない展開で、1ラウンド目から打ち合いになることも。日本人同士の対決と会って、場内を二分する応援合戦ともなった。中盤から、内山の強力なパンチが目立ち始め、徐々に内山のペースになってきたかと思われた。しかし10ラウンド、内山はロープ際で金子の大きな右ストレートを受け、ダウン。終盤内山にも苦しさが見えたものの持ちこたえ、最後は激しい打ち合いも見せた。
ダウンを奪われはしたものの、ジャッジは3氏とも117-110で、僅差ということでもなかった。試合後のインタビューでは「金子は強かった。”THE・男”という感じだった」と述べたが、ダウンについてきかれると「カウントを聞きながら立ち上がった。大丈夫だった」と答え、王者の風格を見せた。(S)