平成25年学友会・体育協議会合同新年会、盛大に開かれる
平成25年学友会・体育協議会主催の合同新年会が2月2日(土)午後5時半、東京ドームホテル・天空の間で盛大に開催された。
体育協議会との合同新年会は今年で連続4回目で、拓大関係者の新年の一大行事に定着したと言える。司会は今年も母校・拓大出身の小田貴子フリーアナウンサー(88期)が担当し、プログラム通りスムーズに進められた。
式次第に則り靍田学友会副会長の開会の辞、黙祷、大学の吹奏楽部の演奏による校歌斉唱、と続き学友会赤澤会長、体育協議会松倉会長の主催者挨拶があった。
両会長とも昨年のロンドンオリンピック出場7人のOBの活躍、箱根駅伝不出場にふれ、今年の活躍を期待を込めて強調した。
来賓挨拶は大学の福田理事長はスポーツ、海外で活躍するOB達の話、ルネサンス事業が27年度に完成する旨を中心に話された。
渡辺学長・総長は平成21年度に始まった学友会奨学金制度に対するお礼の言葉のなかに、奨学生第1期生を含めた学友会奨学生の集まりがあり、この3月卒業する1期生10人のスピーチを聞いたが、いずれもさすが奨学金を受けるにふさわしいしっかりした考えを持っていて、感銘したと話された。また4月から兼務していた学長職に高橋敏夫副学長が就任し、自分は総長職に専念する旨表明した。
さらに大学後援会の関根副会長は学友会、後援会に30数年関わってきたことを中心に感慨を込めた祝辞を述べた。
そして、ロンドンオリンピック、レスリングフリースタイル55㌔級で銅メダルを獲得した湯元進一選手(105期)がオリンピックユニフォーム姿で登壇、金を狙っていただけに、嬉しさも今ひとつ、次回リオ・オリンピックでさらに頑張ると表明すると、場内に大きな拍手が起こった。
このあと大学の理事等の来賓者紹介があり、学友会島根県支部の波多支部長による力強い乾杯の発声があり懇親会に入った。
今回は新年会の直前に学友会連合会代表会議が開かれ、出席した連合会代表はもちろん、支部長、支部幹部、一般の学友も数多く参加され、過去最大の約300人と、大きな会場も熱気溢れるなか、そちこちで談笑が弾み、和やかな雰囲気に包まれアルコール、料理も一層進んだ。
しばらくして恒例の学生表彰式があり、昨年活躍した部、個人に総長杯はレスリング部、学友会会長杯は相撲部、女子バスケット部、体育協議会会長杯は木下 駿(4年、レスリング部)、武田恭平(4年、相撲部)。後援会長杯は黒川宗一郎(3年、相撲部)ほか5人に贈られた。
そして公認会計士に合格した金子敬介(4年、商学部会計学科)が学友会長から表彰された。
このあと麗澤会各連合会の部、クラブの新役員紹介及び新主将達が自己紹介、今年の目標として全国優勝を目指す等の力強い抱負や決意表明があり、会場から頑張れ、の温かい声援が飛んだ。
アトラクションとして今回も吹奏学部、チアリーディングの学生達が参加してくれ、応援歌等の演奏、チアリーディングの学生による軽快で若さいっぱいの演技はおなじみとなったが、いつ見ても素晴らしい、と絶賛の声が上がった。
そして今回特に目を見張ったのは、和太鼓の演奏である。現在プロとして活躍している拓大工学部工業デザイン科卒業で在学中は吹奏楽部に所属していた、戸塚真吾学友(107期)の和太鼓演奏である。戸塚学友は和太鼓を7歳から始めたと言うキャリア十分な奏者である。
その戸塚学友の和太鼓と吹奏楽部のコラボレーションで、あの美空ひばりのヒット曲「お祭りマンボ」の演奏は会場を静寂にし、ただただ聞き惚れ、皆感動の趣だった。そして太鼓を叩きながらの蒙古放浪歌の独唱は会場の出席者全員の合唱となり、会場を一つに包んだ。
最後に戸塚学友とお仲間の2人による演奏はさらに感動した。188㎝の長身から打ち下ろすバチはダイナミックで汗が飛び切り、迫力満点の演奏で出席者一同声もなく演奏ぶりを見守った。感動的な和太鼓演奏のあとは紅会の佐藤泰夫リーダー(学友会中野支部長、66期)による応援歌、興亜の雄図、勝チマス踊リ、押忍三唱で興奮の新年会もお開きを迎え、長島学友会副会長による昂揚した閉会の辞と万歳三唱で約2時間半にわたる新年会は散会となった。
皆名残惜しそうに会場をあとにしたが、グループ同士で次の会場でさらに親睦を図った。(大内信哉・58期)