忘れられぬ九州の旅~留学生地域研修感想文(その3)~
商学部国際ビジネス学科 2年 林 虹(中華人民共和国)
8月19日の特別の日に、学友会と戸髙鉱業社の留学生の地域研修の機会があり、橋本先生の推薦で人生初の九州への研修旅行に参加しました。今回参加した留学生は全部違う国からの参加来で、同じ大学にいても会ったことがなく、最初は少し不安でしたが、話しかけた後、すぐ仲良くなりました。あいにくの悪天候で、大分空港に到着したのは1時間半の遅れでした。皆の疲れが大分に到着した瞬間笑顔に変わって、これからの四日間が楽しみになりました。
その日、私達は、留学生のために歓迎会に参加しました。参加者は津久見ロータリークラブの会員の方やローターアクトクラブ、拓大OBの方でした。ロータリークラブという名前を初めて聞きました。このクラブは社会奉仕と国際親善を目的とするとのことでした。特別なところは、メンバーの方は、クラブにおいて1業種1人が原則であるということでした。広戸さんという方が洋菓子店を経営しており、佐藤さんが海運業をしているとのことでした。二人から津久見市のことや大分県のことをたくさん教えてもらいました。拓殖大学のOBで、戸髙鉱業社の戸髙会長さんは、非常に優しい人でした。食事の後、歌を歌い会話を楽しみ、また、広戸さんからはおいしいケーキをたくさん頂き、すごく楽しい夜でした。
2日目、石井さんと高崎さんがホテルに迎えにきてくれました。私達のこれから4日間の案内をして頂きました。戸髙育英会館へ行き、そこで、戸髙鉱業社の歴史と石灰石の採掘から出荷までのDVDを見ました。その後、現場で実際の工程を見学しました。はじめて石灰石の採掘などの過程を見学し、心が引かれました。全ての作業でチームワークがよくとれているのが分かり、特に、中央管理室から遠く離れた地下小割室での石灰石の粉粋は、日本の先進技術であると感心しました。また、鉱山は人身の安全が守られており、効率的に作業ができていることが分かりました。戸髙鉱業社は利益を追求しながら、環境保護にも力を入れているところがわかりました。
その日の夜は扇子踊り大会に私達も参加しました。日本の浴衣を着て扇子を持って、皆の踊り姿を見ながら踊りました。津久見市でのいい思い出になりました。休憩の際、戸髙会長さんに吉本津久見市長を紹介され、楽しい会話ができました。皆一緒に記念写真も撮りました。その後、懇親会があり、おいしいものを食べたり、津久見市の方々と会話しとても楽しかったです。
3日目から最終日は、大分の綺麗な観光地を巡り、名残惜しくて帰りたくなかったです。国宝の臼杵石仏を見学し、昔の人の知恵と苦労が伝わってくるような気がしました。また、自然の中に不思議さを感じた風連鐘乳洞に行きました。最後日は、『うみたまご』という水族館に行き、とても楽しかったです。
今回の研修旅行でお世話になった石井さん、高崎さん、韓国のリーダー、オさん、モンゴルのビレグトさん、ウクライナのオクサナさんは、縁があって集まったのだと思います。違う国の友達ができて、大分の風習、文化をたくさん体験することができました。戸髙鉱業社を訪ね、津久見市のこと、石灰石に関することをたくさん学びました。本当に勉強になりました。また、たくさんの名所へ行き、美味しいものを食べ、いっぱい記念写真も撮れ、うれしかったです。この経験を生かして、これからの人生に役立てていけるようにしたいと思います。
最後に、戸髙会長をはじめ、4日間案内をして頂いた石井さん、高崎さん、そして津久見市のお世話になった皆さん本当にありがとうございました。