第80回関東学生馬術争覇戦 3部2年ぶり優勝
6月10~12日の3日間、世田谷の馬事公苑で開催された。関東学生馬術では一番の歴史がある大会。今年は拓大馬術部92年の歴史上、はじめて女性でチームを組んだ。3部は乗馬、1または2頭出場で、拓大は田中恵理子(4年・主将、馬=スリーク)、中込彩夏(4年・副将、馬=ナカミアンデス)の2人が出場した。
3部の出場校は7校中4校で、11日に1回戦が行われ、拓大2-0東海大、筑波大1-1成蹊大(総減点、総経過タイムにより筑波大学の勝ち)。12日午後1時から3部優勝戦が行われた。優勝戦は好対照で拓大が女性選手、筑波大が男性選手で場内は女性の味方、拓大ガンバレの雰囲気だった。昨年は宿敵筑波大に破れ、優勝はならなかった。1番手は拓大田中、減点4・タイム55秒62、2番目は筑波大・金城(4年)、減点4・タイム58秒35で拓大勝ち点1。3番手は筑波・加藤(4年)、減点4・タイム62秒35、最後の走行は拓大中込、減点4以内(障害1落下まで)・タイムは62秒35以内、減点無の満点で優勝である。観戦している私達(鈴木総監督、高橋副部長、朴澤拓兄(108期)田中主将のご両親、妹さん等々)は1障害を飛ぶごとに一喜一憂、久しぶりに心臓が上下した。中込が11障害を飛越し、ゴールした途端、場内は拍手の嵐。本人も緊張はしていたようだが人馬一体、堂々の乗馬だった。減点0、タイム62秒25と3番手の筑波大を凌駕、2-0で優勝を勝ち取った。なお、田中は最優秀選手賞を受賞、争覇戦終了後のオープン試合(1部~3部混合・障害110㎝、13人出場)でも優勝した。拓大馬術部バンザーイ。
馬術部OB会長・大山展生(69期)