グアムホテルインターンシップの報告(岡 由佳梨)

   2014/03/27

グアムホテルインターンシップの報告①

岡 由佳梨

「ホテルでも空港でもどこのサービス業の原点はホテル業界だということを忘れないでください」

これは私たちがレオパレスリゾートからグアム空港に向かうためのバスを待っているときにアシスタントマネージャーとして私たちのことをお世話してくださった柳町さんが言ってくれた言葉です。その言葉を聞いたとき、私は本当にそうだなと実感しました。

私は観光業を仕事にしたいという夢を持っています。1年生の冬に拓殖大学の北海道短期大学主催ではありますがグアムのレオパレスリゾートのホテル研修があるということを知りました。それから私は2年生の春休みはこの研修に参加する、という気持ちを持って1年間勉強してきました。そして2年の冬にこの研修に参加できるということが決まったのです。

実際にグアムに行き仕事を始めることになりましたが最初は何も分かりませんでした。今回は3チームにわかれてハウスキーパー、インフォメーションデスク、フロントの仕事をローテーションしてやることになったのですが、インフォメーションデスクというのはオプショナルツアーやレストランの予約を取ることをメインとしていましたし、フロントとしてもホテルのことを知らなければ役には立ちません。グアムに行く1週間程前に中野坂上にあるレオパレスの本社に行き事前研修を受け、レオパレスリゾートの概要などが載っている冊子をもらいましたがそれだけじゃ足りないものばかりでした。そして仕事はフロントが3日間、他の仕事は2日間という短い期間で慣れ始めた頃に新しい仕事を始めなければなりませんでした。ですが、どの仕事を少しずつかじってみて自分にとって向き不向きがあるということを実感したのもありましたし、どの仕事もサービス精神がなければできないということも分かりました。

仕事をしていて、ハウスキーパーの現地の方たちは日本語を話せるわけではないので会話は英語でしたが、みなさん優しく接してくれてベッドメイキングをうまくできない私をサポートしてくれました。そして「ダイジョウブダイジョウブ」とかたことの日本語で言ってくれました。

インフォメーションデスクやフロントは、まだグアムに来て現地に来て分からないことが多くても日本人観光客の方々が「ありがとう」と言ってくれることがあり、申し訳なさでいっぱいながらも嬉しい気持ちがありました。そして「研修生頑張ってね」と一言添えてくれることが多かったです。

フロントも現地の方が仕事していることが多く英語でコミュニケーションをしました。その中でもレオパレスリゾートには日本人観光客が多いので日本語を話せるようにと日本語を勉強している姿も目にしました。そういうこともあり、現地の方々には感心させられることが多々ありました。

また私たちはレオパレスのコンドミニアムを借りて一緒に研修に来た友人たちと2週間生活しました。協力しあって朝食を作ったり洗い物をしたり洗濯したりしました。共同生活というのは一人だけでするものではありません。協調性を持ち相手を思いやれる気持ちがなければできないと私は2週間で感じました。そして一緒に生活をした友人たちととても仲良くなることができました。

今回の研修を通して観光業という仕事は大切だということを実感しました。ホテルというくくりだけでも、様々な種類の仕事があり、みなさんがお客様のために最高のサービス業をするために日々仕事をしているということが分かりました。私が今回経験した3種類の仕事以外でもそうです。お客様の目の前に立たずに裏のデスクでパソコンや電話対応している姿は経験していなくても実際に目で見ることはできたし、それがホテルを支えているだと感じました。

そして研修を忘れずに、学校生活、私生活、今年の冬頃から始まる就職活動に役立たせたいと感じました。