公式戦第四戦は、秋晴れの爽やかな熊谷ラグビー場Bグランドで行われました。対戦相手は、東洋大学です。東洋大学とは、春シーズンのオープン戦で対戦したときは苦戦を強いられています。また、長く低迷してはいますが、ここ数年力をつけて2部リーグでも上位を脅かす存在です。
大方の予想に反して、開始2分拓大の反則からPKで3点、20分にはトライを奪われ0-8と先制されます。
拓大は、明らかに相手より力が上回る試合展開なのですが、東洋大学の必死の応戦に、何度も相手ゴール間近に攻め込みながら、反則を繰り返し、なかなか得点ができません。攻めあぐねているなか、ただ時間だけが過ぎていくという、爽やかな天気とは裏腹に気持ちの晴れないうちに、格下のチームを相手に0-8という予想もしないスコアで前半を折り返します。
後半が始まって、6分にSO林(2年日大高)が、9分にはCTBステイリン・パトリック(4年セントトーマス)がトライを奪うと、12-8と逆転に成功しました。しかし、その3分後、相手にトライを取られて12-15と再びリードされてしまいます。
シーソーゲームの様相を呈してきたと思っていたら、やっと目が覚めたのか、ここから本学の猛攻が始まりました。
16分にラインアウトからBKに展開、WTB塩倉(3年湘南工科大付)が右隅にトライ。20分には、SH茂野(4年石見智翠館)がトライの後、松崎翔太(2年目黒学院)が角度のある難しい位置からのゴールを成功させます。その後も、FWを使った攻撃で4本のトライを取って本学本来の姿に戻っていきました。結局、後半8本のトライを挙げて48-15で4連勝を遂げました。
過去3試合に大量得点で勝利してきたので、少し気が緩んだのでしょうか。これからが、正念場となる試合が続きます。選手たちには、油断することなく試合に望んでもらいたいと思います。
最後ではありますが、応援に来てくださった皆様に御礼申し上げます。
記事:学友会監事・ラグビー部OB 村松芳弘(84期)
写真:ラグビー部GM松浦真吾(83期)
平成26年度関東大学リーグ戦二部は19日、熊谷ラグビー場Bで試合を行い、拓大は48対15で東洋大に大勝した。紅陵祭と被ったものの、ラグビー部部長の梶井憲俊拓大教授など多数のOB・関係者が旗や幟を持って応援にいた。全国的な晴天だったが、朝から温暖な気候で絶好の観戦日和だった。
前半は攻め込まれリードを許したままハーフタイムに入った。途中に遠藤隆夫監督の激しい檄があった効果もあり、後半16分に塩倉将大選手(3年)のトライ成功で逆転し、完全に息を吹き返した拓大ラグビー部は格下に圧倒的な差をつけた。
二部は「拓大・関東学院大・専大」の三強がひしめき合うがここを制覇し、最短での一部復帰を図る必要がある。ラグビー部の二部降格は久しぶりだが、熊谷ラグビー場Bは観客席・規模など有料のグラウンドと比べるとやや格の落ちる会場だった。
三角洋平(102期)