雄弁会100周年記念誌発刊祝賀会を開催
12月8日(土)の17時より茗荷谷茗渓会館で、雄弁会の100周年記念誌発刊祝賀会が開催された。当日は大学から藤渡辰信総長、学友会の井上功副会長、荒川正彦学生生活部長をはじめ大学関係者のご出席もいただいた。参加者は宮崎県の坂元裕一元県会議長、魚津龍一富山県朝日町長など地方政界の重鎮を始めとし、総勢50名が参加して賑やかに催された。中には前日より夜行バスで京都府や岡山県から集まった若いOBもいた。
開会に先立ち、林千里OB会長は「雄弁会は明治38年の入江湊先輩を第1期として、今日まで脈々と伝統を継承した諸先輩方の並々ならぬ情熱に感謝し、これを続ける努力をしていきたい」と挨拶の後、来賓の藤渡辰信総長より「各界のトップを育成していく雄弁活動は重要で多種多様な人材が今まで活躍されている。今後の雄弁会に期待したい」とお祝いの言葉をいただいた。続いて、学友会の井上副会長より「今回は90期以降の若手の出席率も良く会場内は活気が満ちている。これはOB会事務局の当日に向けた努力と結束の強さの賜物である」との祝辞があった。
記念誌は完全カラー版で明治38年から始まる100年に及ぶ歴史を1冊に綴ったのは雄弁会だけである。全体は拓大カラーのオレンジで色彩がまとめられ、31期の最長老松谷仁郎先輩の訪問記事や50~60期前後の先輩座談会により、昭和20~30年代の大学状況を振り返った。会員の寄稿、写真の説明、歴史の解説があり、弁論大会や講演会の実績などを年代別に分かり易く記載してある。雄弁会の伝統がすぐに分かる200㌻を越える大作で、拓大への貢献者がずらりと並び、本学の文化史を知ることもできる。拓大関係者なら誰でも推奨の1冊だ。本誌には記念誌をパソコンで見られるようにしたCD-ROMも付いており、中には石原秋朗先輩の肉声による「紅陵健児の歌」も収録されている。
懇親会は中締めの後、恒例のカチマス踊りと押忍三唱を行い、参加者全員にとって記憶に残る1日となった。雄弁会は今回の祝賀会以外にも2年に1回位はOBが集まる会を催し、拓大精神を焼き直す交流会を行っており、こういった活動が学友会の活性化にも繋がる。今後も拓大の中での意義ある活躍に期待し、大いに応援していきたいと思っている。
(三角洋平102期)