岡戸理事長がジャカルタ 香港を訪問
2月末、岡戸理事長、川口常務理事が本学と縁のあるインドネシア ジャカルタと香港を訪問しました。
在インドネシア日本国大使館を表敬訪問
1972年より毎年夏季休暇を利用し麗澤会(学生・教職員を会員とし「会員の学識を高め、心身を練り、親睦を厚くし、本学の学風を発揚する」ことを目的とし、教職員・学生が三位一体となって本学の発展に向け活動する組織)海外派遣が実施されており、昨年夏は「拓殖大学とインドネシア~本学とのつながりとSDGsの取り組みについて考える」をテーマに15名の学生・教職員派遣団がインドネシアを訪問し、ジャカルタ滞在時は在インドネシア日本国大使館を表敬訪問させていただいたことから、今回 正木 靖大使、星野 大輔公使、川窪 百合子一等書記官へ御礼に伺いました。お話しは海外派遣団のことや現地研究(クラブ活動)の歴史、賠償留学生日本語研修受入などインドネシアとの100年以上の関係から、国内文京区にある旧外務省研修所(現在の本学国際教育会館)に関することまで、大変話しが弾んだ訪問となりました。
提携校(ダルマプルサダ大学 UNSAD)を訪問
ダルマプルサダ大学は、両国の友好と発展のために、現地の元日本留学生が中心となって、1986年に設立された珍しい大学で、日本の「ものづくり」精神にならって、インドネシアの産業人材を育成しています。本学とは1997年に学術交流協定を締結し、現在まで短期研修、交換留学の派遣・受け入れを通じて活発な相互交流を展開しており双方で300名近い学生が交流してきました。今までも教職員の往来や現地で共催される日本語弁論大会やCAD技能者育成を目的としたCAD日本語およびAutoCADの集中講義などを実施しています。加えて本学大学院卒業で同大学の日本語授業の教鞭をとるジュアリア先生には、本学受入の留学デスクをお願いし、スムースな来日をサポートしていただいています。
今回の訪問ではアグス・サリム・ダスキ学長、ヒデキアマンク ムラティ・サクラ財団(UNSAD運営組織)事務局長他多くの友人が迎えてくださり、発展的な交流の持続に関して意見交換が行われました。
学友会インドネシア支部関係者との懇談
国外に34の支部を持つ本学学友会組織はジャカルタを中心にインドネシア支部が形成されており、現地で活躍する日本・インドネシア双方の卒業生が定期的に交流を行っています。岡戸理事長の挨拶では、本学の「教育ルネサンス2030」の現況説明に加え、本学在学生を対象に学友会本部と現地支部の支援による「卒業生訪問研修」の御礼と次年度のお願いをお伝えしました。
(学友会海外在住卒業生訪問研修:インドネシアでは2017年より5回実施。今まで10名を派遣。)
学友会香港・マカオ支部関係者との懇談 在香港日本国総領事館関係者との面会
香港・マカオ支部での「卒業生訪問研修」による学生受入の歴史は古く、2014年開始で7回実施しており今まで18名の学生がお世話になっています。また現地でビジネスを営む卒業生はIT、服飾、金融、食品、運輸、建築、飲食関係と多岐にわたっており、本来の業務に加え日本文化の伝承や紹介にも従事しています。今回現地では本学卒業生が館長を務める柔道場も視察させていただき、同席いただいた在香港日本国総領事館で広報文化部を担当する中野 甲領事とは、対日理解の促進、日本と香港の文化交流の促進を目的とした同部署の活動についてお話しを伺いました。
香港・マカオ支部関係者に向けた岡戸理事長の挨拶では、学生時代の海外研修でマレーシア、シンガポール、香港を訪れた時と、まったく様変わりしてしまった現在の香港の様子や、本学の「教育ルネサンス2030」の現況説明に加え、「卒業生訪問研修」の御礼と次年度のお願い、加えて更なる学友会香港・マカオ支部の活躍について抱負が述べられました。以上、大変有益な訪問となりました。
今年創立125年を迎える本学ですが、インドネシアや香港とマカオを要する華南地域との関係についても古く、今まで多くの学生教職員が訪問し、逆に現地からの留学生も多数受け入れてきました。今年度本学では、学部、大学院、留学生別科に約30ヵ国・地域から1,500名ほどの留学生を受け入れていますが、そのうちこれらの地域からの留学生は20名ほどになります。今後も学友会国外支部や留学デスク、海外提携校の方々のルートを活用し、更なる留学生の受け入れ、そして送り出しが出来るよう努めています。
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