ラトルスネイクス、TOP8の強豪明治に善戦するも力及ばず
5月30日(土)拓殖大学アメリカンフットボール部ラトルスネイクス(以下拓大)は春季オープン戦第3戦、1部TOP8の明治大学(以下、明治)と対戦しました。
明治は、創部81年目で、明治と立教大学との試合が日本最初のアメリカンフットボールの試合で、この二校は日本のアメフト界ではルーツ校と言われています。また、拓大のアメリカンフットボール部が創部時には、明治大学OBで後に日本アメリカンフットボール連盟理事長を務められた金沢好夫氏を初代監督を迎え創部し明治と一緒に練習した事もある因縁浅からぬ相手です。
試合は拓大のレシーブで開始となりましたが、開始直後パスをインターセプトされ、攻撃権は明治に。先制のタッチダウン(TD)パスを直後に決められ7点のリードを許しました。
しかし、ここで拓大が奮起。パスとランの多彩な攻撃で明治ゴールに迫り、最後はQB#9河西(カワニシ)からWR#1小泉へのパスが決まりTD。その後、明治の攻撃を抑え、拓大の攻撃となり、相手エンドゾーン前まで攻め込みましたが、TDを奪えず、フィールドゴール(FG)を選択し3点を追加10対7と逆転。第1Qを創部以来初めて明治からリードを奪い、第2Qへ。
しかし、第2Qで明治の多彩な攻撃からTDで逆転を許し、更に前半終了間際にパスをインターセプトされ、そのままTD。後半も一進一退の攻防が続き拓大も相手陣へ攻め込むものの、明治は着実にTDを重ねリードを奪い35対10。
第4Qに入ると拓大ディフェンス陣が奮起し相手を0点に抑え、オフェンス陣もゴール前に何度も攻め込むものの、TDが奪えず追加FG3点を奪い、試合終了間際明治エンドゾーンへ深く攻め込むものの攻撃を止められて万事休すとなりました。この試合、拓大はエンドゾーン前まで何度も迫りながら、1TD、FG2回、4thダウンギャンブル失敗と秋のリーグ戦へ多くの課題を発見した試合となりました。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
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明治大学 | 7 | 14 | 14 | 0 | 35 |
拓殖大学 | 10 | 0 | 0 | 3 | 13 |
また、今回の一戦を観戦に訪れた初代監督の金沢氏から、「創部81年の名門に善戦。秋のリーグ戦に期待します!」とのお言葉を頂戴致しました。
尚、この試合、相手校明治大学の応援団(男子リーダー・チアリーダー・吹奏)50名ほどに対して、拓大側はチアリーダー8名・吹奏楽部15名と半数以下ながら、OB・父母会・御学友の皆さん中心の観客席と一体となって白熱した応援合戦を繰り広げてくださいました。拓大の応援はまとまって一つの家族の様に選手の後押しを応援席全体でする良さがあると思います。
当日、30℃を超す夏日の中、お越し頂いた皆様に御礼致します。ありがとうございます。
尚、この試合の模様を当日お越し頂きました御学友の方がビデオを公開されておりますので、当日の雰囲気を間近に感じて頂きたく思います。
次節は、6月6日(土)10:00キックオフ、神奈川大学戦です。皆様のお越しを御待ちしております。場所:富士通川崎スタジアム(旧川崎球場)
深川隆成(84期)