あとがき(令和5年度北短学生紅陵祭訪問 引率)
拓殖大学学友会にお招きをいただき、10月28日(土)~29日(日)の2日間、拓殖大学北海道短期大学(略称:北短)に籍を置く9名の学生を引率して、文京キャンパスで開催されました紅陵祭の見学及び学部学生、学友会幹部の皆さまとの交流会に参加させていただきました。学生らの感想にもありますように、とても貴重な体験をさせていただくと共に、大学祭開催の大変お忙しいところでありながら、ご配慮、ご対応いただきましたことに、改めましてお礼申し上げます。ありがとうございました。
3年ぶりの交流会開催となり、北短からは、自治会、大学祭実行委員会、ミュージカル実行委員長、各学科・コースの1、2年生とともに訪問させていただきましたが、コロナ感染症による緊急事態宣言があり、高校時代の見学旅行自体が中止なったり、参加することができなかった学生もおり、9名はそれぞれに喜びと不安を感じながらの旭川空港、羽田空港、東京モノレール、浜松町、山手線、東京駅、東京メトロ線、茗荷谷駅、市ヶ谷駅などの道中を楽しんでくれたことと思います。
学生らは、初めて見る拓殖大学文京キャンパスの建物はもちろん、本部企画に出演する多彩なタレント、催し物、学生による屋外模擬店、ゼミ・各種プロジェクトチームによる教室内展示、アトラクション、ダンスパフォーマンスなどの見学や参加をとおして、学生の主体性、行動力等に大いに刺激を受けたようです。また、北短からの編入学した多くの先輩らに会えたことには、驚きと自信を得たようでもありました。
一般開放による大学祭開催が難しかった時期を経ての紅陵祭でありながら、北短学生には、「大学祭」について自らに問いかけたり、「役割を果たす」についての答えを目の当たりにするなど、体感することができたと思います。特に教室展示の完成度、問題提起と解決への提言、模擬店の多彩なメニューなどに、来年度以降の北短の大学祭の在り方や方向性を得てくれたものと思います。
また、夕食会をかねた学友会主催の交流会では、拓殖大学の学生から直に話を聞く機会を作ってくださったり、学友会幹部のみなさからは力強い言葉をいただくことができました。学生にとって、「一人」ではないこと、「世界」は多様性に富んでいること、「自分」を磨き続けること、などなど多くの示唆に富んだ学びの場となったことと思います。
2日間という、短くとも厚みのある時間を作っていただきましたことに感謝申し上げます。このことは、学生の今後の生き方、在り方に大きな影響を与えるものであり、私自身大いに期待するものでもあります。1年生には、来年度の大学祭や自治活動だけでなく学びや探究活動に、2年生には1年生への引き継ぎや卒業後の進路に役立て、「北短」が再び「拓殖大学」との交わりを再開したことの意義を広めてくれることを願うばかりです。
改めて、今回の紅陵祭訪問に際し、大変多くの皆さまの支援をいただきました。また、温かく迎えていただきました。感謝申し上げます。来年度以降も、北短と拓殖大学とが交流の場を機会を設けて参加学生のスキルアップを喚起するとともに、両校の特色を共有しながら切磋琢磨しあうことを切望します。9名の学生とともに交流事業に参加できたことに心よりお礼申し上げます。
拓殖大学北海道短期大学 教授 我妻 公裕