紅陵祭訪問を終えて(令和6年度北短学生紅陵祭訪問感想文その4)

 

農学ビジネス学科環境農学コース 2年 水口 智文

この度は、拓殖大学文京キャンパスの紅陵祭、そして拓殖大学文京キャンパスの学生との交流会に参加させていただき、非常に充実した2日間を過ごすことができました。

在学中に他の大学の大学祭を自分の目で見ることができたり、実際に大学祭の運営に関わっている学生方と交流する機会はそうそうないものであり、この会を企画・準備してくださった学友会の皆さんには感謝しかありません。また、自分もそのメンバーの一人に選んでいただけたことにとてもうれしく思います。

今回、拓殖大学文京キャンパスの大学祭に参加し、北短の大学祭との規模感の違いに驚きました。北短の大学祭では、芸人一組を呼ぶにも苦労をしていましたが、本学では芸人が2~3組に加え、OBによるマジックショーやトークショーなど、所属している学生だけでなく、大学周辺に住んでいる地域住民も参加したくなるような企画がたくさん用意されていて、これが大学祭というイベントのあるべき姿だと思いました。普段の学校生活も学生と教員だけで成り立っているものではなく、地域住民の支援があってこそ大学として成り立つ部分が少なからずあると思っています。そこを少しでも還元する一つの手段が大学祭であり、その地域の活性化につながるもの。そういう意味で、メイン企画に一般の方が多く参加していたため、とても素晴らしい大学祭だったと思います。

文京キャンパスの学生と学友会の方々との食事会では大学祭の実行委員長と席が隣だったということもあり、特に色々なお話をすることができました。会話をするなかで、年が二個上とは思えないくらい話し方や態度がしっかりしていて、行動力のある人でした。これまでの大学祭のオープニングは、実行委員会がスーツを着て固い雰囲気だったそうですが、今年はそれをやめて「オープニングから楽しくやろうよ」と言ったそうです。私はこの話を聞いたときに、固定概念にとらわれない考え方にとても共感できました。私は大学卒業後、実家の農業を継ぎます。自分が経営者になったとき、父の教えをまるっきり受け継いだり、一般論ばかりにとらわれていては、面白みがなく誰でもできることだと思い、進化するにはどこかを変えていかなければなりません。大学祭も行動力のある人が委員長だったからこそ、とても楽しく魅力ある大学祭になったと思いました。

今回の交流会では、年齢・性別を問わずいろんな人と関わることができ、少しではありますが人脈を広げることができたと思います。また、今回の交流会で広げた人脈を一度きりで終わらせるのではなく、今後も交流を続けていくことが大事だと、学友会の方から教えていただきました。拓殖大学は世界に一番近い大学ともいわれているように、世界の色んな方々と交流を持てる大学だと思います。そのことは、今回の交流会に参加していなければ知りえなかったことであり、いろんな方との出会いもありませんでした。今回の経験を後輩にしっかりと引継ぎ、これからも大学同士の交流が盛んになり、北短の大学祭がより良いものになるように残りの学校生活を頑張りたいと思います。

この度は、このような貴重な機会を与えていただきありがとうございました。