月刊Hanada 1月門松号

 

表紙

花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、920円)

東京オリンピックあと半年。蒟蒻問答第162回も「IOCに手玉にとられた小池百合子」を堤堯・久保紘之の両ジャーナリストによって料理された。問題は「オリンピックの興行化」だ。クーベルタンが掲げたアマチュアリズムは、今や一片の紙くず。オリンピックはコマーシャリズム以外の何物でもない。かつて参加選手役員がモットーとしたのは、崇高なスポーツ精神だったが、今はプロフェッショナル競技そのものとなった。その典型が「テコンドー」だろう。いつ、だれがテコンドーをオリンピック種目にしたのか? カネと人材を世界へばらまいて、空手よりも早くオリンピックに名乗りを上げたのは何者なのか? 報道機関がメスを入れようとしないのは、なぜか! 読者が知りたいのは、そのことだろう。これはテコンドー愛好者からの声でもある。

前後したが今回のグラビア特集「奉祝 天皇陛下御即位」19ページを連ねる歴史的華やかさには目を奪われた。即位パレードで涙の目元を押さえられる皇后陛下。先導護衛の白バイ隊・サイドカー隊の展開もお見事。あと<坪内祐三の今月この一冊>お勧めは「内閣調査室秘録 戦後思想を動かした男」(志垣民郎著・文春新書、1320円)も今月の是非物である。(M)
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