OB訪問研修を終えて(平成30年度海外OB訪問研修・香港)

 

商学部国際ビジネス学科 1年 池田奈穂
東京都立日本橋高等学校出身

はじめに 参加した目的

マカオ

マカオ

私は将来、海外と日本とを結ぶ懸け橋となるような仕事に就きたいと考えております。

この研修では、実際に海外で活躍されている拓殖大学の先輩の方々の生の声を自分の耳で聞けるということに大変魅力を感じ参加したいと思いました。

また、香港について、本やテレビの情報だけでなく、自ら現地に足を運び、文化の違いや風習を肌で感じることが必要だと思い、この研修プログラムを通して学びたいと思ったからです。

研修内容

香港夜景

香港夜景

一日目は、拓殖大学の先輩、加藤さんの車にて香港旺角市内を案内してもらいました。

その後、香港理工大学で日本語を教えている松本先生とお会いしました。そして、松本先生が教える日本語の授業に参加しました。理工大学の学生たちはみな、日本語を流暢に話し、お互いの生活や日本のドラマ、音楽について話していくうちに、日本への愛が感じられ、これほど日本を好きでいてくれていることがとても嬉しかったです。

この日の夕食は松本先生と日本でインターンシップを経験した三人の学生と共にしました。

二日目も加藤さん引率のもと、フェリーでマカオに向かいました。マカオは香港からフェリーで一時間ほどの距離にあるのにもかかわらず、元ポルトガル領だったことから街並みが全く異なっていることに驚きました。マカオにはカジノはもちろん、ピンクやイエローのパステルカラーが美しいヨーロッパ式の建物が立ち並んでいました。世界遺産に指定されたマカオ歴史地区には旧マカオ市政庁や仁慈堂など数々の観光名所が点在していました。そこで学んだことは建物や町並みには歴史的背景があり、その歴史を知ることがとても大事だということがわかりました。そしてマカオといったらカジノです。私たちはまだカジノの年齢に満たしていないため中には入ることができませんでしたが、外からのぞいたところ昼間から多くの人でにぎわっていました。夜はマカオにてポルトガル料理をごちそうになりました。マカオに行くまではカジノのイメージが強かったのですが、実際訪れてみるとカジノだけでなく長い歴史や今までの成り立ちを感じることができました。

三日目は拓殖大学の先輩、上野さんと合流し設計のONE SPACEさんを訪問しました。そこでは設工のS&TECHSの重光さん、江坂さんとともにONE SPACE社長のGREG PERCEさんによる内装デザインのプレゼンテーションを英語で清聴しました。そして拓植大学の先輩、宮松さんによる輸入食品を扱うGOGOFOODSさんを訪問しました。宮松さんは日本を訪問した外国人が自分たちの国でも日本食を食べたいという要望に応えカンボジアやシンガポールなどにGOGOFOODSの海外展開を広げているそうです。海外で成功するためにはやはり何事にも挑戦することが大事だと感じました。日本の安心安全な食品を海外の人に提供したい、安売りするのではなく付加価値のあるものをという考えには日本食への愛が感じられました。宮松さんは学生時代「自分にしかできないことを見つける」ことが大事だと教えてくださいました。夜は一日目でお世話になった三人の学生がまた香港を案内してくれました。

四日目は小西さん引率のもと、国際列車で中国の深?にある日本通運株式会社を訪問しました。そこでは拓殖大学の先輩、小島さんとお会いしました。私たちが何気なく洋服を買い食事をする背景にはたくさんの人が携わっており、多くの細かい検品をしたあと安心して購入できるのだと教えていただきました。そのあとは露店が立ち並ぶ女人街を散策しました。夜は香港支部の先輩方上野さん、加藤さん、宮松さん、重光さん、小西さん、上田さん、松本先生と会食をしました。その際、香港研修での振り返りと今回自分たちが学んだことについて1分間で発表しました。いつでも先輩方を頼っていいという言葉をかけてくださりとても心強かったです。

感想

今回の研修を終えて、よりいっそう海外で働きたいと強く思いました。そのためには、やはり私は言語にはもっと力を入れなければいけないと改めて感じることができました。今回の研修で、自分の語学力の乏しさで悔しい思いをした分、これからは今まで以上に努力していきます。

また理工大学の学生と交流させていただいた際には、皆が目標をもって学生生活を送っており、言語を学ぶ姿勢にもとても刺激を受けました。私も彼らの様に、具体的な目標を掲げ、また、ドラマや映画を通して、楽しみながら学ぶことで語学力を高めていきたいです。

まとめ

日通

日通

先輩方が教えてくださった”結果がすべて”という考えは、これから過ごす学生生活の中でとても重要なキーワードだと思います。何をどれだけ頑張ったという経過より、結果を出さなければ意味がないという言葉は厳しいようで、しかし、世の中で成功したいのであればそれが現実なのだと感じました。

今回の研修に参加し、拓殖大学の学生であることに誇りを持ち、先輩方のように海外でお仕事ができるよう、実りのある四年間を過ごしたいです。

また、この研修で学んだことを友人やこれから拓殖大学に入学する後輩にも伝えていきたいです。

今回、このような機会を与えてくださった方々、そして現地でお世話になった先輩方にとても感謝しております。本当にありがとうございました。