前アフガニスタン大使髙橋先輩を囲む会

 

集合写真

2016年11月26日(土)大阪市内のレストランにおいて、アフガニスタン大使を11月に退任されたばかりの、第70期 髙橋博史先輩を囲む会が開催されました。

これは、髙橋先輩が大使に就任された2012年9月に大阪市内で開催された就任祝賀会に多くの学友が集まったことから、今回は髙橋先輩より、この時に集まって頂いた方々にお礼と帰任報告を行いたい、とのお話があり開催されました。

囲む会はさわやかな秋晴れのなか、お集まり頂いた20名の方々と共に記念講演と懇親会の2部構成で行われました。

記念講演は、実際に戦闘やテロが行われている同国において、安全を確保することがいかに難しく大切なことであるか、と言った内容でした。

危険な状況の中でいかに身を守るかは、情報の収集が重要である。情報は待っているだけでは手に入らないので、情報を入手できる普段からの人脈づくりや、話を引き出す工夫が必要である。集めた情報は小さな情報も含め、過去の状況と比較する。そうすると、引っかかる何かがある。この考えに基づき、日本の国益や大使館員の安全に関し、大使としての決断を行った、とのことでした。

拓大卒業と同時に同国に留学し、部族との深いパイプを持ち、現地事情を知り尽くした髙橋先輩だからこその話と、参加者は皆深くうなずいていました。

今のアフガニスタンは混乱を極めているが、国が乱れるといった状況は経済的に貧しいから起きることが多い。その為、現地の人を経済的に自立させる必要があると思い、その方法を考え実行したが、ふとそれは20世紀初頭の満州に渡られた拓大の先輩達の活動と似ていることに気が付いた。

改めて同国の様子を見返すと、確かに20世紀初頭の満州のような政府・馬賊・匪賊等が争っていた状況に酷似していた。自己主張の強い現地の人達をまとめ上げる時、拓大の先輩を見習い、相手と正面から向き合い同じ目線で話すことを心掛けた。拓大で学んだ押忍の精神と不退転の気迫により、現地の人達の信頼と協力を得ることができた。

髙橋先輩

髙橋先輩のお話は、死線を潜ってきた方のみが持つ迫力があり、我々参加者はぐいぐい引き込まれ、気が付くと予定の時間を大幅にオーバーしていました。

髙橋先輩は、アフガニスタン大使退任後も参与として外務省に在籍し、日本の国益と同国の未来の為に尽力されるとのこと。

これからも、ますますご活躍されることをお祈りしております。

拓殖大学アフガン会幹事長 丸山 聡(92期)

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