世界に広がる日本の鉛電池再生技術 川邉剛氏(93期)経営の日本電池再生(株)
動力用バッテリの長寿化を図り、企業のコスト削減と地球環境の保全に貢献、社会的に価値ある鉛電池の再生事業に人生をかける一人の若社長がおります。
彼は箱根石油(株)芦ノ湖SS、日本電池再生(株)社長、
電池再生とは、鉛電池を長寿命化させたり、使えなくなり廃棄されたものをもう一度再生する、現在注目されている技術です。鉛電池活性剤(日本及び米国特許取得済)を使用した独自の鉛蓄電池長寿命化・再生技術の普及活動を行っており、コストをかけずに鉛電池を再生することを目標にしており、数年前に会社を設立しました。
国内外で高い評価
最近の動向、話題としては、国内大手物流企業によるフォークリフト用電池再生事業への活用、一戸建て住宅の小規模独立型電源システムの活用などがあります。環境保護にも努め、既に国内外に実績を持ち、海外ではタイのゴルフ場バッテリカート、ネパールにおいては乗合タクシーの電池、企業の経費削減や廃棄物の削減、特にアジアの発展途上国を中心に製品化、技術指導を積極的に行い、注目されております。国内・海外の大手企業、団体、著名な大学教授との熱心な共同研究が各業界紙に何度も紹介されました。
技術と人を海外雄飛
彼は現在世界に向け、特にアジア諸国に東奔西走、業界団体や政府機関が主催する国際展示会に参加、日本企業として優秀賞を受賞しております。
[2015年]ITUテレコムワールド(ハンガリー・ブタベスト)参加54ヵ国238社 =日本電池再生(株)、NTT、富士通ほか。日本主催のレセプションで製品技術説明を行う。
[2016年]ITUテレコムワールド(タイ)2回目の出展、日本主催レセプション、国際会議を開催。前年同様に総務省、日本大使館の協力・後援もあり、会場は盛況であった。
9月スイス・ジュネーブで開催されたテレコム国際会議において、日本の電池再生技術が発展途上国から高く評価されました。資料の翻訳文書が正式に承認を受け、川邉社長が代表として各政府機関に配布手続きを行いました。
日本の技術と人材を「海外雄飛」させる彼の益々のご活躍を期待します。
野澤幸雄(68期)