ロサンゼルス研修 感想&決意表明(大道光輝)

 

政経学部法律政治学科1年 大道光輝

初日、3月1日は日本時間17時頃出発の全日空の便に乗り、ロサンゼルスへ向かいました。フライト時間は約9時間45分で、ほぼ予定通り現地時間の10時頃、ロサンゼルス国際空港に到着いたしました。その後、入国手続き等を済ませ、迎えにきていただいた古谷支部長ご夫妻、荻野先輩と合流いたしました。そして、古谷支部長の車に乗り、まずは日本のスーパー「ミツワ」に立ち寄り、昼食を済ませた後、サンタモニカ、ハリウッドを観光し、古谷支部長のご自宅へ向かいました。昼食は、古谷支部長のご要望でいきなり日本食、天丼やカツ丼など、どんぶりを食べました。どんぶりは日本のサイズに比べると1周りから2周り大きいもので、ラーメンやうどんの器をイメージしていただければよいと思います。私にとっては、ちょうどいいサイズで完食いたしましたが他の皆さんは食べきれず残していました。その後、サンタモニカ市街、チャイニーズシアター、ハリウッドを観光し、古谷支部長宅へ向かいました。夕食はベティさん手作りのメキシコ料理とウェルカムドリンクをごちそうになりました。

2日目はベティさんの作ったアメリカンスタイルの朝食を食べ、古谷支部長にインタビューを行い、その後、古谷支部長行きつけのゴルフ場で打ちっぱなしを体験、昼食はIN-N-OUTというバーガーショップでハンバーガーを食べ、その後はショッピングに行きました。夜は古谷支部長のご自宅で、お孫さんや親族を呼んで、ホームパーティーをしました。パーティーではステーキを食べ、パイを食べるというアメリカのホームパーティーを体験しました。

3月3日はベティさんお手製のイングリッシュマフィンとコーヒーの朝食を食べた後、古谷支部長宅を後にし、羅府新報のあるリトルトーキョー周辺に向かいました。道路が空いており、予定より早くついたので、リトルトーキョーを散策してから羅府新報へ行きました。羅府新報ではインタビューを受けました。インタビュー内容は将来のことやアメリカについての印象などについてで、近日中に新聞の記事になるそうです。その後、全米日系人博物館を見学し、第442連隊の石碑を訪れ、平野先輩の経営されるAPCON社に向かいました。平野先輩は現在、健康食品の販売をされようとしているとのことで、ビジネスがとてもお上手な方という印象を持ちました。奥さんは妊娠中で、出産間近とのことでしたので、今頃は元気な男の子がお生まれだと思います。その後、桑原先輩の息子さんが経営される、SUDCO社という、バイクの部品の取り扱いや中古販売を手がける会社へ移動しました。ちなみに桑原先輩はあまりバイクには興味はないそうです。会社見学の後は桑原先輩の電気自動車のスポーツカー「テスラー」に乗り、桑原先輩のご自宅へ向かいました。桑原先輩のお宅では、お孫さんらと交流しながら、ウエルカムドリンクをご馳走になりました。その後、桑原先輩と奥さんのダイアンさんとメキシコ料理店で夕食をし、自宅に戻ってから談笑をしました。桑原先輩はヴェトナム戦争に従軍した経験があり、従軍によって市民権を得たという大変貴重なお話をお聞きしました。

3月4日はダイアンさんのつくった朝食を食べ、アメリカのスーパー等を見学、サウスベイ地区をドライブしました。途中、マンハッタンビーチに立ち寄りきれいな町並みやビーチを堪能しました。その後、昼食に海辺のレストランでロブスターをごちそうになりました。それから、SWAN社を訪れ、畠先輩と出来谷先輩と面会いたしました。畠先輩は馬がお好きで、馬のレースや品種についての説明や専門的なお話をお聞きしましたが、私たちはよく理解できませんでした。そして、出来谷先輩の案内で、フェンスの製作工程などを見学した後、下村さんの泊まるUCLAの寮へ向かいました。下村さんを寮で降ろし、私は岸先輩と合流しました。合流後、出来谷先輩と岸先輩とペルー料理店で夕食をとった後、岸先輩のアパートへ向かいました。岸先輩のアパートのあるトーレンスという町は日本人、日系人が多く住んでいる地区で、岸先輩住む、アパートの住人も全員、日本人だそうです。

3月5日は、ハワイアンレストランで朝食をとった後、出来谷先輩に迎えにきていただき、UCLAの寮に向かいました。下村さんとUCLAに在学中の出来谷先輩の娘さん、愛里さんと合流し、愛里さんの案内でUCLAを見学いたしました。見学後、UCLAの学食で食事をとり、キャリフォルニア・サイエンス・センターを見学しました。そこでは展示されているスペースシャトル「エンデバー」を間近に見ることができました。サイエンス・センターの付近にはロサンゼルス・オリンピックの会場となった競技場もありました。残念ながら、その周辺はあまり治安がよくない地域だそうです。その後、トーランスの日本のスーパーや日系企業などに立ち寄り、ロサンゼルス支部歓迎会に向かいました。歓迎会には鈴木先輩や風間先輩もいらしており、大変有意義な時間を過ごしました。鈴木先輩は、昨年、脳梗塞で倒れたとお聞きしておりましたが、杖が手放せないものの、お元気そうでなによりでした。歓迎会の楽しい時間はあっという間に過ぎ、ロサンゼルス支部の皆さんとお別れをし、荻野先輩のお宅へと向かいました。お宅では、私の要望で拳銃を拝見させていただきました。

3月6日は、朝早く、荻野先輩が仕事に向かわれたため、荻野先輩の娘さんとベルギーワッフルのお店で朝食を取り、その後、荻野先輩の奥さんとダウンタウンディズニーなどを散策しました。午後は荻野先輩の娘さんが事務員として働く、クレアモント大学を見学しました。周辺は色々な大学カレッジや寮が立ち並ぶ地区となっておりました。大学を見学後、小林先輩とお会いし、将軍レストランで食事をしました。将軍レストランはシェフが客の前でパフォーマンスをしながら、鉄板で調理をしていくというスタイルの日本食のような料理を提供するレストランです。そこでは、本場のキャリフォルニアロールを食べることができました。

3月7日はファストフード店で朝食を取り、金城先輩のご自宅へ向かいました。金城先輩のお宅は山の上にある高級住宅街にあり、おうわさの通りの豪邸でありました。荷物を置くと金城先輩のお宅を後にし、荻野先輩の運転でUCSDに向かいました。あいにくの雨だったため、車で大学内を見学しました。UCSDには荻野先輩の次女にあたる娘さんが在籍しており、授業の合間をぬって案内してもらいました。その後、サンディエゴに行き、航空母艦「USS MIDWAY」の博物館を見学しました。そして、下村さんの「国境を見てみたい」という希望もあり、フリーウェイ5号線を南下しメキシコとの国境付近を見学しました。その後は来た道を北上し、アウトレットを見学後、シーフードレストランで食事をし、金城先輩宅へ戻りました。

3月8日は、金城先輩宅で朝食を取った後、金城先輩の経営されるニューヨークライフ保険会社を訪問しました。その後S.C.Yamamoto社を訪問、桜植樹記念公園内の記念碑を見学してから金城先輩の奥さんとスーパーでショッピングをし、昼食にヴェトナム料理を食べました。夜になると夕食にピザを食べ、ディズニーの花火を観させてもらいました。

3月9日は朝から荻野先輩に迎えに来ていただき、ロサンゼルス国際空港へ向かいました。全日空に勤める荻野先輩のお知り合いの計らいで、私たちの帰りの航空席はプレミアム・エコノミー席にグレードアップしました。その後、飛行機に乗り込みアメリカを後にしました。搭乗便の遅れの影響で日本への到着も遅れましたが、日本時間の3月10日17時頃、無事日本に帰国いたしました。

今回の研修では多くの貴重な体験と学びがありました。まず、感じたことは、アメリカは人種の坩堝とはいいますが、本当に色々な人がいるということです。親切に対応してくれる人もいれば、英語がわからずにおどおどしていると、明らかに迷惑そうにふるまう人、スペイン語で生活するヒスパニックなどです。また、先輩からは、黒人が集まっていると怖いだとか、日本料理と称して、わけのわからない料理を出す中国人やマナーの悪い韓国人、一目おかれている日本人のことなどの現地の事情もお聞きしました。しかし、私がみてきたアメリカは、ほんの一部です。テキサスに行けば、いまだに馬にまたがり、腰に銃をぶら下げ、カウボーイの格好をして生活するような人もいるそうです。また、私のイメージするアメリカは銃社会の脅威や凶悪犯罪などでしたが、それを目にすることはありませんでした。なぜなら、今回先輩に見せてもらったのはロサンゼルス周辺の都市や比較的安全な場所ばかりだからです。たとえ、今回行った安全なダウンタウンや観光地でも、夜になれば、治安が一変するそうですし、道路を2、3本越えるだけで、危険なブロックにはいってしまうそうです。そういった、負の側面も知っておくべきです。だからといって好奇心でよそ者がそれをみにいくようなことはしてはならないと思いました。

次に感じたのは、アメリカは車社会だということです。日本と違い、ダウンタウンを除けば、街中を出歩く人はあまりおらず、車を買える階級のひとは、近くのスーパーでも車で買い物に出かけていました。また、片側4から5車線あるフリーウェイでも、帰宅の時間になると車でいっぱいになり、滝のように車が走っていきます。ガソリンも安く1リットル60円ほどです。そんな車社会のアメリカを走っている車の10台に1、2台は日本車が走っていることに私は感動しました。先輩によれば日本車はほかの国の車に比べて、性能がいいというお話も聞き、改めて日本の工業技術の高さを実感しました。

また、今回の研修では残念に感じたこともいくつかありました。ひとつは、アメリカ大統領選挙の熱狂を直接、肌で感じることができなかったからです。私は法律政治学科なので、デモクラシーなどについて勉強しましたが、実際にはどうなのかということを直接みることができなかったので、そこは残念に思います。ですが、先輩たちからは選挙に関する考えや思いを聞くことができました。一貫していたのは、どの先輩もトランプ氏を支持していないことでした。しかし、ニュースでみるトランプ氏の演説は力強く、わかりやすい言葉で端的に話すので、多くの人が支持しているのもなんとなくわかる気もしました。私の推測では、教養のある人々はトランプ氏を支持せず、教養のあまりない大衆や強いアメリカを目指すナショナリスト、熱狂的な共和党支持者などがトランプ氏を支持しているのだと考えます。私にはアメリカの市民権はないので、大統領選でどちらの候補を支持するということはしませんが、今後の動きに注目していきたいと思います。次に残念に感じたのは、先輩方のお話を聞く内に、拓大はすっかり、変わってしまったのだということです。ロサンゼルス支部の皆さんは「海外へ飛び立ちたい」という志を持って拓殖大学に入学してきた方ばかりで、母校に対する誇りを持っておりました。しかし、現在の学生を見ていますと、多くの者が将来やりたいことも決まっておらず、志や目的もなく、ただただ、毎日をなんとなく過ごしている人が多いように感じます。校歌も歌えず、母校への誇りもない。このことを遺憾に思います。先輩に今の拓大はどうか?と聞かれ、現状をお話したところ、残念そうに聞かれているのをみていると、とても悲しい気持ちになりました。拓殖大学には昔の厳しい上下関係など、悪い文化についても先輩からお聞きしました。ですが、学友会を通じて先輩と後輩が世代を越えて付き合える拓殖大学ならではのことなど、良い文化も数多く存在します。私はそういった良い文化を受け継ぎ、また海外へ目を向けていきたいと思いました。

それともうひとつ、今回の研修では戦争に纏わる歴史についても学ぶことができました。日系移民博物館では第442連隊について学びました。日系人の兵士は差別と戦いながら敵とも命をかけて戦い抜き、とても立派だと感じました。また、拓大の先輩にはヴェトナム戦争に従軍した方が数名いるというお話にとても驚きました。今回、お会いした桑原先輩はその内のお一人で、私が従軍について訪ねたところ、一部ではありますが、大変貴重で興味深いお話をしてくださいました。奨学金を得るため、市民権を得るため、出征した方々の目的は様々だったようですが、志願して戦場に赴き、命をかけて戦うことを選択した彼らの勇気に、敬意を表したいと思います。

最後に私がもっとも感じたことは、英語力無さです。事前に入国審査などで使う英会話を勉強してきましたが、なかなか聞き取れず、スムーズに受け答えすることができませんでした。その後、日を重ねるごとに、だんだんと英語が聞き取れるようになってはきましたが、文法が出てこず、間違った英語や簡単な英語表現、単語やジェスチャーで必死に会話しようとしましたが、なかなか、その次につながらず、会話のキャッチボールがうまくできないことに悔しい思いをしました。ですが、ただ一人で勉強するよりは、積極的に会話をして、たくさん失敗し、実戦経験をつむことで英語が身につくようになるのだと実感しました。この体験から、私は今、人生で始めて英語をもっと勉強したいと感じています。来年は浅野ゼミに入り、英語を勉強してアメリカに行き、英語力を高めて将来につなげていきたいと思っています。

今回の研修に参加することで、私は海上自衛官になりたいという夢を実現するために大学生活において多くのことを学びたいという意思を、より強固なものにすることができました。引き続き、夢の実現の為に、より一層の努力をしていきたいと考えています。

本研修を企画していただいた、ロサンゼルス支部の皆さま、研修に際し、援助金を出していただいた学友会の皆さま、本当にありがとうございました。

本当に多くの方々に支えられて研修を終えることができました。拓殖大学のさらなる発展と学友会組織の永続を願っております。