ラグビー公式戦第5戦、國學院に圧勝
三連休の中日、昨日の雨を引きずって、やや風のある晴れたり曇ったりとはっきりとしない天候の中で試合は行われました。
当日は、クラブチームの試合もあって、スタンドの学生の数は多くありませんでしたが、OBやご父兄の応援は相手校を凌いでいました。
試合開始2分、相手のペナルティーからキックでタッチに蹴り出し、マイボールのラインアウトとします。そこからモール(プレーヤーがボールを持っている密集状態)でゴールラインを破り先制します。更に、怒涛の攻撃で8分、13分、21分と立て続けにトライを奪います。
しかし、27分には相手にトライを献上してしまいます。その後、2トライ2ゴールとし、36-5で前半を折り返します。
前半に6ものトライを挙げて安心してしまったのか、後半に入ると両チームのミスが多くゲームが動きません。それでも拓大は、後半10分と19分に得点しますが、34分には自陣ゴール前のラック(ボールが地上にある状態での密集)からしつこく攻め込まれて相手に今日2回目のトライを許します。しかし、試合終了間際には、No.8シオネ(1年―セントビーズ)の突進からCTBパトリック(4年―セントトーマス)繋いで得点し、55-10のスコアで試合終了となりました。
ここまでの5試合は、明らかにラグビーでは格下のチームとの対戦で、スクラムやブレイクダウン(密集等でボール争奪戦の総称)、BKのライン攻撃など、どれをとってもこちらのスキルが上です。それにもかかわらず、ハンドリングエラーやパスミスが目立つということは、厳しい見方をすると、選手たちは意識をしていなくても、相手を軽く見て全力でゲームに臨んでいないのではないかという疑念を感じざるを得ません。
次節は専修大学と全勝同士の対戦です。最終戦の関東学院大学も強敵で、今までの試合のような楽な展開は決して望めません。しかし、入れ替え戦に進出するためには、必ず勝利しなければならない大事な試合になります。
選手たちには、ラグビーに対してもっと高い意識を持って、相手によって試合に対する気持ちが変わらないように臨んでもらいたいと思います。
また、この試合で特筆したいことは、3年生の木村(京都成章)が、努力の甲斐があって後半25分に公式戦初出場を果たしたことです。彼のようにラグビーに真摯に取り組んで、Aチームに昇格する選手が多くなると、チーム全体の力が底上げされてより強いチームになると思います。彼に続く選手たちの今後の活躍にも期待します。
改めて拓殖大学ラグビー部への熱い応援を送ってくださる皆様に御礼申し上げます。
学友会監事・ラグビー部OB 村松芳弘(84期)
写真提供 ラグビー部GM 松浦真吾(83期)