栃木に元気づけられ~留学生地域研修感想文(栃木班その4)~

   2018/11/08

平成25年度留学生地域研修(栃木)④

商学部経営学科4年 陳 莉莉(中国)

8月29日から31日まで栃木県へ3日間の留学生地域研修を参加させて頂きました。拓殖大学の現役生として、先生や先輩方々のおかげで卒業する前の最後の1年にまた一つ有意義で楽しい思い出ができました。たくさんの拓大の先輩がいらっしゃって、経済、政治、文化、仕事や趣味などいろんな話をしてくださったり、観光名所、人気レストランや先輩の会社などに連れて行ってくださったりして、親切で博識な先輩とお目にかかれて光栄です。自分も立派な先輩になれるように、頑張らないといけないと思いました。栃木での3日間が私に元気をくれました。ありがとうございます。本当に楽しかったです。

最初の日は、風と緑の幼稚園をたずねました。名前通り緑の木があって、元気な子友達が居て、爽やかな幼稚園の感じでした。理事長である大塚雅斗先輩が「幼稚園教育は未来へ羽ばたく子供達の人間的基礎教育なので、大事にしたい」とおっしゃいました。もし人生がやり直せるのなら、私もこの幼稚園に入ってみたかったです。幼稚園見学の後、世界遺産である日光東照宮と世界一長い並木道の杉並木に行きました。大塚俊夫先輩と漆原先輩が馬小屋や、猿の彫刻の「見ざる・言わざる・聞かざる」の意味や眠り猫の古典などを教えてくださいました。日本文化に触れて、その深さをあらためて感じました。

次の日は朝5時から宇都宮中央卸売市場へ行き、市場見学をさせてもらいました。最初は目が覚めないままでしたが現場でマグロの競りをみると、パッと目が覚めて元気が出てきました。1!2!1!2!ほ!よ!(決め)と合図のような専用言葉を大きくてよく通る声で叫び、元気できびきびとした雰囲気でした。大類先輩が競のやり方、マクロの選び方や市場の運用の仕組みなどを説明してくださいました。新鮮な食材がこういうふうなプロセスを経てからスーパーへ並ぶのかと、びっくりするほど日本の卸売り業界の魅力を感じました。その後日本ベストスリーのアーベストフーズ(ビン詰会社)の工場見学をさせてもらいました。最初パンフレットを見て、どうして規模の大きい会社なのに従業員が100人しかいないのかと思い、その疑問を抱いたまま、宇宙人みたいな専用服に着替え、目だけを露出して、消毒工程を経て、ようやく製造現場に入りました。製造機械の素晴らしさに感動しました。素早くて、正確で安全で清潔な製造ラインです。これが疑問の答えなんだと分かりました。原先輩が丁寧に説明しながら案内してくださいました。さすが世界に誇る日本食品の安全性、信頼性が肌で感じられました。午後見学させてもらったのは渡辺先輩のラポールグループの住宅展示場でした。和室、洋室、和洋室、空間の有効利用、健康にいい石とか、デザインから内装まで行き届いた住宅だなあと思いました。もう一つ勉強になったのは住まいポートという新しいビジネスモデルです。企業家の渡辺先輩の才能に感服し、新しい分野への挑戦が大切だと分かりました。

最後の日には石の町「大谷」(地下採掘場跡、神秘の巨大空間と言われている)を見てから、学友会栃木県支部パーティに参加しました。盛大な集まりなので、緊張して、自己紹介さえうまく出来ませんでしたが、優しい先輩の方々と挨拶を交わしているうち、だんだん緊張がほぐれ、気楽に話すことができて、楽しい一日を過ごしました。

地域研修と同時に、おいしい食事もご馳走になりました。例えば宇都宮の風景が楽しめる人気レストランダイニング十五家の郷土料理、壱弐参の宇都宮餃子、ヴィスコンティのイタリアン料理、人気の日本そばなどです。貴重なお土産も頂きました。本当にありがとうございました。今度の地域研修から頂いた元気を握りしめて、頑張っていきます!