この夏、大分の旅~留学生地域研修感想文(その4)~

   2018/11/08

平成24年度留学生地域研修⑩

機械システム工学科2年 呉雨桓

今年の前期が終わり、夏休みに帰国するつもりの私に、学生主事室の方から連絡があって学友会第17回留学生地域研修に参加する機会がありました。大分県津久見市の戸髙鉱業社を見学するのです。会長の戸髙有基氏は、拓大を卒業した先輩です。毎年、拓大の留学生4人を招待してくれます。この良い機会がすごく楽しみで、最初の予定より早めに日本に戻って大分の研修旅行に参加しました。

戸髙鉱業社の事業は、石灰石、ドロマイト等の採掘加工、製造販売です。23年度の売上高が約111億円であり、従業員は358名です。最大の特徴は生産規模の拡大をはかることに加え、公害防止工事に重点を置いたことで、特に粉塵、騒音防止ならびに鋼材汚濁水処理にそれを見ることが出来ます。

24日の朝、羽田空港に集まって4人、インドネシアのシャロニさん、韓国のキムさん、ベトナムのノックさん、皆さんと初めて会って自己紹介をして話しをしてすぐに仲良くなりました。飛行機で一時間半かけて大分に着きました。楽しい4日間の研修旅行が始まりました。

大分空港まで迎えに来てくれた石田さん、この4日間ずっと付き添ってくれました。石井さんと一緒に車に乗って、津久見まで、大分の豊かな自然の景色が目に入って来ました。東京と全然違う静かさを感じました。戸髙鉱業社に着いて会長さんに挨拶をしました。会長さんは優しくてとても親切な方です。

その日、会長、ロータリークラブの方々、戸髙鉱業社の皆様と一緒に夕食を食べに行きました。ロータリークラブというのは国際親善を目的とする色々な仕事の方が集まっているクラブです。皆様と一緒にたくさんのことをしゃべったり、おいしい料理とケーキを食べたりと楽しかったです。

2日目、戸髙鉱業社の見学を始め、会社についてのDVDを見た後、石灰石を採掘する鉱山に行って、広大な敷地の採掘現場を見ました。ここは鉱山切羽です。爆薬で爆破し、大型重機で石灰石を運搬するようです。運ばれた石灰石を立坑に投入します。町に粉塵を持ち出さないために車の洗浄装置があり、万全の生産管理体制を整えています。

夜は戸髙鉱業社の社員の皆様と一緒に津久見の扇子踊りに参加しました。浴衣を着て扇子を持ち、何回も回りながら踊りました。

また拓大卒業生の浅川先輩や石井さんと一緒にうみたまご、くじゅう花園、阿蘇大観峰、国連鍾乳洞へ行きました。大分の美しい景色を見ることが出来、一生忘れないと思いました。

私は今回の地域研修に参加して、本当に良かったと思っています。日本の文化に触れ、鉱山のことがよくわかり、美しい景色を見た、色々なことを体験しました。大分の皆様、とても親切にしていただき、皆様の温かさを感じました。 ありがとうございました。

平成24年度留学生地域研修⑪平成24年度留学生地域研修⑫