フィリピン支部2012年交流会
3月10日(土)、恒例の学友会フィリピン支部と国際学部フィリピン研修団(新田目夏実教授引率)との交流会が行われた。毎年3月、拓殖大学が送り出している海外研修の一環で、国立フィリピン大学内の宿舎に1ヶ月間滞在し、英語とフィリピンに関する研修を受けている。今年の交流会は、まず、ストリートチルドレンを支援している日系の社会企業レストランで、フィリピン支部の紹介を行い、その後、レストラン経営者の経営理念の説明、また、実際にストリートチルドレンであった若者たちが、このレストランで働く機会を得て、自分たちの生き方や考え方がどのように変わっていったかという、生の話しを聴くことができ、学生たちからは身の入った質問が立て続けにあった。
その後、会場を移し、国際物流業界大手である、近鉄ワールドエキスプレス・フィリピン(社員409名)を訪れ、長岡慎一郎社長のご厚意で、セミナー形式による物流業のオリエンテーションと、倉庫内の見学、また、日本人駐在員の皆さんからの、駐在における仕事や生活の悩みなどを聞く機会を持て、将来は海外で働くことを望む国際学部の学生たちは、大きな関心を持って聞き入っていた。
予定時間を大幅に超過し、この日最後の訪問先である、マニラ日本人学校の校庭で行われる「盆踊り大会」に向かった。マニラとその近郊に住む日本人とその家族、また日系企業に勤めるフィリピン人が、校庭に設けられた夜店の「焼きソバ」「ラーメン」「おでん」などに舌鼓を打ち、盆踊りに参加する、という年1度の行事で、今年は3,000人の参加者があったという、翌日のマニラ新聞の報道であった。最後は、日本から持ち込まれた花火がマニラの夜空に打ち上げられるのを観て歓声を上げ、解散でした。
この日が、研修団の学生たちにとって、将来の方向を考える時に思い出される特別な1日になって欲しいと、フィリピン支部として願うばかりであります。
支部からの参加者は、支部長小川仁也(62期) 大井央久(90期)と幹事、峠崎洋介(70期)でした。三宮勝男(65期)副支部長は日本出張のため不参加。
峠崎洋介(70期)