宮城県支部総会 押忍の精神で頑張る宮城

   2014/04/12

平成23年度宮城県支部総会

東日本大震災には皆様からご心配や心温まるお見舞いを頂き、紙上をお借りして厚く御礼申し上げます。

869年の貞観大地震以来、千年に一度と言われる大震災。あれから4ヵ月、余震も少なくなり内陸部では平常の生活に戻っております。

しかし巨大津波に襲われた沿岸部は未だに悲惨な状況が続いております。宮城県で9,200名以上の方が犠牲になりましたが、その中で残念ながら扇谷匤氏(専17)と貝山利久氏(64期)の2名の学友が犠牲になられました。未だに2,000名以上の行方不明者がおり、学友が含まれていないことを祈る次第です。

この様な環境の中で7月9日(土)午後、学友会宮城県支部第65回通常総会を開催いたしました。仙台駅に近いホテル白萩には、午前中から30℃以上の真夏日にも拘わらず28名の会員が集合。例年より少ないがこの様な時期に総会を開催出来たこと自体、皆さんのおかげと感謝の念でいっぱいです。

総会には、学友会本部から就任早々の赤澤徹会長と同じく大山展生新副会長、拓大から小倉克彦常務理事、東北連合会からやはり就任したばかりの高橋重幸(73期岩手県支部長)会長、佐藤信雄(64期秋田県支部長)副会長にご臨席を頂きました。

中居健一郎氏(105期)の司会で開会、物故者への黙祷、校歌斉唱の後、小松信男(64期)宮城県支部長がこの様に被災された方が多い中で総会を開催出来たことは大変うれしい限りである、この度の震災に各方面から心温まるお見舞いを頂き心から感謝申し上げたい、津波で2名の学友を失いましたが残念でなりません。今後共機会ある毎に支援を続けて参りたいと挨拶。

ご来賓の赤澤学友会会長は就任早々の挨拶の中で、まずは徹底した経費の節減で被災学生の皆さんへの支援を一層続けて参りたいとの力強いお言葉を頂きました。

また小倉拓大常務理事は、宮城県出身の学生42名が被災した(在学生99名中)、大学として相応の支援を考えている。また大学として学生ボランティアを組織化して活動中、他に福田勝幸新理事長誕生、教育指導方針、運動部の活動状況等大学の動きを説明された。

次に就任したばかりの高橋重幸東北連合会長は、就任したからには東北連合会の発展に尽くしたいと力強く挨拶。尚、高橋会長は現在岩手県盛岡市議会議員で8月の選挙に向け再選を目指しています。続いて木村眞里子氏(73期)から、メイプルの会の現況説明があり議事に入りました。議案は特に問題なく可決され、急ぎ懇親会へと移りました。

猪股虎三氏(45期)の乾杯で会場はいつものなごやかな表情に変わりました。大山学友会副会長、佐藤信雄東北連合会副会長のスピーチ、原田公一氏(61期)から拓大陸上競技部に10万円と米300㎏を寄附する目録を赤澤学友会会長に贈呈(2回目)、吉野?兵氏(62期)による空手部愛唱歌、全員で蒙故放浪歌を合唱、この頃には被災学生への支援募金用の小箱が動き廻る等会場は暑さを忘れ、気持は学生時代へタイムスリップ、最後は中村福生海氏(58期)が押忍の精神について短く講話、勝ちます踊りとオス三唱でお開き、再会を期して解散となりました。

今回の震災では大半の学友が被災いたしましたが、皆押忍の精神で頑張っています。最後になりましたが高橋東北連合会長の懇親会挨拶で学友会本部から連合会に対し今回の震災の見舞金として10万円頂いた報告があったことを付記します。

副支部長 志村真満(63期)