国と文化が違っても友達になれる ~大分ホームステイ報告(その1)~
今年の夏休みに学友会が主催した留学生ホームステイに参加しました。今回は13回目で私たちを含めてちょうど80人になりました。この80人の1人になったことができて嬉しかったです。
8月22日私を含めて四ヶ国からの留学生一行4人が飛行機で1時間半を掛けて、大分に着きました。それから楽しい4日間のホームステイが始まりました。空港へ迎えに来たのは拓大を卒業した戸髙工業の淺川先輩と戸髙工業の従業員石井さんでした。1人は学校の先輩で、もう1人は同じくらいの年の人ですから、硬い自己紹介も要らなくそのうち親しくなりました。4日間の間この2人は私たちの面倒を見てくれました。
2日目は戸高工業社の鉱山を見学することができました。戸高工業社は単一石灰石鉱山出荷量日本一と言われ、年間1,300万トンの出荷量がありますが、鉱山の頂上から見下ろしたら、巨大な設備が動いていますけれども、従業員はそんなにいないです。それは「山元総括制御システムというもので、コンピュータによって機械を動かす」と教えてくれました。夜はすべての機械が停まり、そして鉱山から出る車はきれいに洗い、騒音と粉塵は近所の住民に迷惑を掛けないように配慮しているようです。
大分は東京と違って、のんびりして生活しやすい町です。私たちが行ったときちょうど津久見市の年に1度の扇子踊りという祭りが行いました。いろいろな団体が作ったチームは浴衣を着、伝統的な曲に合わせ、運動場で踊ります。その踊りはかつての農耕の仕草を模倣して、踊る形で祖先を弔いします。私たちは戸高工業社のチームに入り、浴衣を着、扇子を持ち、踊れないけれど、列の前の人の仕草を真似して踊りました。
3日目は阿蘇山を登って、温泉に入って、車を乗っていろいろなところを回ってきました。最終日は大分市の「海卵」という水族館に見学して、午後の飛行機を乗って東京に戻りました。4日間はあっという間に過ぎてしまったような気がします。
初めての大分、初めての鉱山、初めての扇子踊り、初めての露天温泉、初めての・・・短い四日間たくさん楽しい思い出がありました。ホームステイの日程はそれぞれですが、共通のものは1つあります。それは毎晩の飲み会とカラオケです。当地の人たちを一緒に飲んだり、歌ったり、同じ釜の飯を食うことで友達になりました。日本のことを聞いたり、自分の国のことを話したり、深く交流もできました。
国が違っても、文化と慣習が違っても、交流を通して、お互いのことを理解し合って、尊重し合うことで友達になれることが感じました。私は日本各地に友達がたくさんいますから、自然に日中友好の架け橋になります。これこそが真の国際交流だと思います。最後に今回の留学生ホームステイのお世話になった方々に感謝の気持ち伝いたいです。
政経学部経済学科 3年 馬慶尭(中国)