拓大マレー語教育導入100周年記念パーティー開催
拓殖大学(当時は東洋協会専門学校)が明治40年にマレー語教育を導入して今年で100年になる。
マレー・インドネシア語履修者と現地駐在経験者の親睦会である拓南会は11月3日に茗荷谷・茗渓会館で100周年記念パーティーを開催した。大学から来賓の渡辺利夫学長はじめインドネシア関連の大学教職員、学部・別科・大学院在籍のインドネシア人留学生、南洋語科時代の大先輩を筆頭に今春卒業した若い世代のOBまで約80名が参加して盛大に100周年を祝った。
特にインドネシア政府派遣の大学院留学生の出席は戦後逸早く賠償留学生を受け入れた拓大理念の継続であり、更に”南に拓く”をモットーにする拓南会のイベントに相応しい日イ友好の場となった。そして裏方として積極的に手伝ってくれたインドネシア研究会の学生諸君の姿を見た時、次の100年に向かって世代から世代への”たすき”が確りと繋がったことを感じた。
彼の地で物故された先輩方の教え”先輩の恩は後輩に返せ”の伝達である。また来春インドネシア研究会に新入生が入会する時期に南洋のイメージ・ヤシ科の棕櫚を次世代に託すシンボルとして八王子キャンパス内に植樹を計画している。
(文責:拓南会副会長 浅間久幸)