第27回北短ミュージカル「メッセージ」を観て
井上 富美子
今年のミュージカル「メッセージ」を、雪の舞い散る深川市交流ホール「み・らい」で拝見致しました。物語は交通事故で死んだ5人が、地獄へも天国へも行かない時にこれまでの自分の生き方を、悔いを語り合い、「人は死んでしまってからではどうすることも出来ない」と知るお話です。北短1・2年生がキャストを務めています。18歳19歳の若者が真摯な演技をしていました。物語はシンプルでしたが、そのメッセージは痛いほど胸に届きました。一緒に行った学部学生も、感動に胸を詰まらせていました。死んでからではどうにもならない、生きている今この時を悔いのないよう十分に生きることこそ、最も大切な事なんだと訴えます。このメッセージは、若者ばかりでなく、全ての人々に大切なものです。しかも、あまりに当たり前であまりに大切な事なので、日頃忘れていました。
深川市民交流会館は、悪天候にもかかわらず、立ち見が出来ていて、通路にもたくさんの人がいました。毎年この時期のこのミュージカルを楽しみにしているんだと感じます。
大変感動致しました。