拓殖大学「紅陵祭」(山﨑 慎太郎)

   2019/05/10

平成25年度 北海道短期大学 紅陵祭学生交流訪問②

環境農学科 1年 山﨑 慎太郎

今回10月18日~20日に拓殖大学八王子キャンパスにて行われた「紅陵祭」にご招待していただき、ありがとうございます。ゼミの先生の推薦を受け、突然の話しだったのですが、拓殖大学への編入と就職とで進路に迷っていた私にとって、またとない機会だと思い、目的をもって紅陵祭に臨みました。

私は茗荷谷にある文京キャンパスには受験で行ったことがありますが、高尾にある八王子キャンパスは初めての訪問でした。東京ながら自然豊かで広大な敷地が広がる立地条件にまず驚きました。19日から紅陵祭を訪問し、初めに北短の農産物販売ブースにて販売準備のお手伝いをしました。私は環境農学科という実際に農産物を生産しながら、知識と技術を学ぶ学科に所属していますが、私たちが生産した農産物が販売ブースに並び、消費者のもとへ届くところを目の当たりにできることに期待しながら準備をしました。その後、学友会の皆様へあいさつをし、学生主事室の岸澤部長に案内いただき、「ミャンマー」の展示ブースへ行きました。私は元々東南アジアについて興味があり、実際に東南アジアを訪問した学生の方々から食文化や信仰について話しを聞くことができ、益々行ってみたいという願望が強くなりました。また、インドネシア料理の「バッソ」を一度食べてみたいと思っていたので、国際屋台村の模擬店で食べてみたところ、鶏ガラだしのあっさりしたスープで、具は肉団子、キャベツの千切り、青菜、春雨などで、低カロリーでさっぱりとしていてとても美味しかったです。

A館の4階を巡っていると「JYMA」という遺骨収集を行っている非営利法人の活動を紹介するブースがあったので話を聞いてみることにしました。JYMAでは、「祖国の未来に殉じた 英霊を慰め 戦争を知らない 私たちの未来を開く 心の警鐘に」という宣誓で、戦争で外国に行き戦死した兵士たちの遺骨を収集して日本へ迎えるという活動をしている団体でした。一見、戦死した人たちの遺骨を目の当たりにして平然とした気持ちでいられるのかと不思議に思いましたが、JYMAに所属する方に話を聞いたところ、「御遺骨を収集し、戦争を知らない若者たちに戦争という醜い争いを改めて感じてもらい、事の重大さを理解してもらう」という強く熱い気持ちを持って遺骨収集をしていることを知り、私も協力出来たらと思いました。また、太平洋戦争で戦地となった「硫黄島」でも収集をしているとのことで、私も是非参加して身をもって感じてみたいと思いました。

19日の夜には学友会のご招待で「うかい鳥山」という高尾の料亭で学友会の皆様や学部の学生の皆さんとの交流会を開いていただきました。拓殖大学のカレッジハウス扶桑の寮生たちと双方の大学生活や自分の将来について語りながら、楽しく交流を深めることが出来ました。そして、学友会の河野副会長に、私の将来の目標である造園業についてのお話しを伺うことができ、東武緑地のお話しや将来造園業をしていくうえで何が必要で、どのようにしていけば良いのか等、色々なお話しすることが出来て、とても光栄でとても貴重な時間を過ごさせて頂きました。

今回の交流訪問を通して多くの方々と出会い、交流を深めることが出来ました。この出会いは河野副会長がおっしゃっていた「拓殖大学の絆」としてこれからも永く続いていくのだと感じています。今回の交流だけに限らず、拓殖大学に編入できた際には、カレッジハウスの寮生や学友会の皆様など、様々な人達と積極的に交流したいと思います。拓殖大学「紅陵祭」にご招待していただき、参加することが出来て、私の拓殖大学への編入希望は固まり、本当に良かったと感じています。このような貴重な機会を設けていただき本当にありがとうございました。