月刊Hanada 新春特大号

 

表紙

花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、840円)

総力大特集“徴用工“判決の罪状には「判決は韓国と北朝鮮の合作だ」と「“徴用工”弁護団と日本共産党」のほかにも「朝鮮半島通信」(重村智計)など読みごたえのある記事がある。<同文異語を正すべきだ>の中に日本語と韓国語では「八方美人」のように正反対の言葉があること。日本人は怒るが、韓国人は大喜びする、などだ。筆者は元拓大海外事情研究所教授、今は東京通信大学教授。

なべおさみの第25回は<バート・ランカスター㊦>で、「O.K牧場の決闘」ポスターに共演カーク・ダグラスと並んだ。両者ともにNYの貧民窟移民の子出身。懐かしきカークは百一歳。健在の由。この筆者の洋画解説は貴重な読み物だ。

西川清史・前文藝春秋副社長は「駆け抜けて行った勝谷誠彦」との出会い(1982)から始める。これが実に面白い・文春「Emma」編集部の物語だ。名コンビ宮嶋カメラマンに「不肖宮嶋」の名付け親も勝谷だった。花田・西川・柳澤健・不肖宮嶋が尼崎市の霊柩車を見送るシーンでは読者まで泣いてしまう。(M)

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