全日本大学選抜相撲宇和島大会で準優勝、宇佐大会で優勝

 

取り組み、応援、表彰

4月29日(土)、第40回全日本大学選抜相撲宇和島大会が愛媛県の宇和島市立総合体育館で開催されました。コロナ禍の影響で4年振りの開催なので、愛媛県と徳島県の卒業生が満を持してお揃い法被で声をはりあげて応援しました。

母校の後輩達は、個人戦で3位。団体戦は準優勝と立派な成績をおさめました。

予選リーグは1勝2敗勝点6でギリギリ決勝トーナメントに進出。決勝トーナメントでは「興亜の雄図」の応援に発奮したのか、めざましい快進撃が始まりました。

先ず優勝候補の日体大を3-2の接戦で制し、続く金沢学院大との準決勝、先鋒村山(3年)が押し出しで勝ち、次鋒五島(3年)は苦杯を舐めましが、中堅児玉(2年)が激闘を制しました。副将戦で主将の松永(4年)が激しい攻防の末に熱戦を制し決勝進出を決めました。大将戦の南山(3年)も勝ち、勢いを付けました。拓大応援団は、全員立ち上がり手を叩いての大喜びです。

いよいよ近畿大との決勝戦、応援団のボルテージは上がり放しです。先鋒の村山(2年)は出足鋭く押し込みますが、相手に押し込まれ寄り倒しで負け。次鋒の五島は準決勝の雪辱とばかりに激しい攻防の末、寄り切りで勝ち。中堅児玉は、昨年のアマ横綱山崎に気後れすることなく立ち向かいましたが、武運拙く寄り切りで土俵を割りました。副将松永は立ち会いから身長192㎝の本庄にぶつかり四つに組み、寄り切りで相手を土俵の外に出して勝ち名乗りを受け、2-2となり大将戦で雌雄を決することになりました。大将戦南山は立ち会いするどく踏み込みますが、体格で勝る浦山に押し込まれ土俵を割りました。

大変な熱戦を見届けた拓大応援席から、選手達へ割れんばかりの拍手です。「今年の宇和島大会はいいものを見せて貰った」と語り合いました。表彰式が終わるまで応援の諸拓兄、諸先輩方は帰らずに、選手達の健闘を称えました。小生が五島君に「来年は団体戦も個人戦も優勝だな」と言うと力強く笑顔で「押忍」と返事がありました。

宇和島大会の団体準優勝に続き、5月3日(水)大分県宇佐市総合運動場相撲場で行われた第62回全国大学選抜相撲宇佐大会で、拓殖大学が50年ぶり4度目の優勝を果たしました。宇和島大会決勝で惜敗した近畿大を準々決勝で破り勢いを付け、準決勝では東洋大学を破り、決勝でも昨年優勝の日本大学を破りました。

愛媛県支部 77期 石井義夫