大分県地域研修の大切な思い出~平成27年度留学生地域研修感想文(大分班その1)~

   2018/11/08

平成27年度留学生地域研修感想文(大分班)①

日本には様々な研修プログラムがある中で拓殖大学には4人の留学生を大分県の地域研修に派遣するプログラムが毎年行われている。この研修は拓殖大学学友会が企画しているもので、つまり、拓殖大学の卒業生が留学生に日本を知る機会を設けているプログラムなのである。エクアドル人である自分が拓殖大学にたくさんの留学生がいる中でこうした研修プログラムに参加できたことをとても光栄に思う。なので、学生総合支援室からお呼びがかかった際はとても嬉しかった。また、自分は日本にいながらまだ九州に行ったことがなかったので、この研修を機に九州に行って、もっとより深く日本の文化を学び、日本の大企業を知り、新たな友人を作る機会となった。

研修プログラムは4日間の日程で行われたが、過密スケジュールで夜になると疲労で寝てしまった。初日はメンバーと空港で会い大分へ出発したがフライト中はメンバーとの会話はほとんどなかった。大分空港に到着すると戸髙会社からの2人の社員さん高崎さんと吉良さんが待って下っていた。昼食の際にこのお二人が研修プログラムのスケジュールを紹介してくださり、昼食がすむとすぐに戸髙の本社に移動した。本社では戸髙鉱業社の会長様にお会いすることができた。けれど、いざお会いして話すとなると何を話したらいいのか分からず、結局少ししか話すことができなかった。その夜に行われた留学生交流会では拓殖大学の大先輩、戸髙会社の社員さんが来てくださった。このときは会話も弾んで楽しい夜となった。

2日目はさまざまなところに観光をしに行った。朝から戸髙鉱山に行き、企業の仕組み、工場のプロセスなどを見学した。素晴らしい企業だと思った。従業員も企業環境もとても良い。また、その夜は扇子祭りに参加させていただいた。人生で一番素敵な体験だと感じた。扇子祭りは大分県の津久見市の代表的な祭りである。扇子踊りはとても面白く、素敵な体験だった。

3日目は、風連鍾乳洞とくじゅう花公園を観光した。どちらもとても美しく落ち着けるところだった。なぜなら、外がとても暑いのにもかかわらず、風連鍾乳洞の洞窟のなかは涼しかったからだ。また、くじゅう花公園では人生の思い出に残る素敵な景色を見た。色、形、匂いすべて完璧で子供たちが自由に生き生きと遊ぶことができ、大人も心配することなく寛げる。くじゅう花公園は家族と一緒に行くのにお勧めの公園だと思う。夜は美味しい焼肉を頂いた。

平成27年度留学生地域研修感想文(大分班)②

4日目はもう東京に戻る日で最後の観光場所としてうみたまごという水族館に行った。そのあと空港まで高崎さんと吉良さんがお見送りしてくださった。

この研修旅行で新たな日本の一面を再発見することができた。九州の人々はとても明るくて、愉快な人たちであり、方言も素敵だ。(最初は少し分かりにくかったが、徐々に分かってきて最終的に自分も方言を使った。)この研修プログラムのおかげでリラックスすることができ、日本の社会を学び、さらに、立派な韓国、中国、タイの方たちと仲良くすることができ素敵な研修を終えることができた。今回の研修プログラムで大分県が本当に気に入ったので、来年の夏休みもまた扇子踊りを見に行けたらいいなと思っている。最後に素敵な機会を与えてくださった拓殖大学に感謝の気持ちを伝えたい。また機会があれば、このような地域研修に参加したい。