ラグビー公式戦は黒星スタート
9月13日(日)たつのこフィールド(茨城県龍ヶ崎市)
拓殖大 22-73 流通経済大
秋の公式戦第一戦、流通経済大学戦が茨城県龍ヶ崎市のたつのこフィールドで行われました。
流通経済大学は前季の優勝チームで、近年では大学選手権の常連校です。体格も拓大の選手よりひとまわり大きく、今季も優勝候補筆頭で、しかも試合会場は、相手の本拠地、龍ヶ崎市という完全なアウェイの状況で、拓大は苦戦を強いられること必至です。
この試合、拓大に勝機があるとすれば、ディフェンスを確実に決めてロースコアの試合展開持ち込むことがポイントではないかと考えていました。
試合は、開始5分先制されて、早くも暗雲立ち込める雰囲気でした。しかし10分にはPKから敵陣ゴール前のラインアウトとし、得意のモールで主将の中島真吾(4年―東福岡)がゴールに持ち込み5-7とします。拓大の得意な攻撃パターンでの得点は、この調子ならもしかすると、思い描いていた運びになるかと期待をしましたが、すぐに相手の反撃にあい24分までに実に6本のトライを奪われ、瞬く間に44点差がついてしまいました。
しかし、拓大も30分にまたも敵陣ラインアウトからラベマイ・シオネ(2年―セントビーズ)、途中出場のホワイト優(3年―東洋大牛久)、最後は中島がこの試合2本目のトライで反撃し、前半終了間際の38分には敵陣ゴール前10m付近のラックから右に展開して最後はラベマイ・シオネが走りきって右隅にトライを取って、前半を15-49で折り返します。
後半も相手のペースで試合がすすめられますが、試合終了間際の後半39分、SO林謙太(3年―日大高校)からのキックパスをラベマイ・シオネがキャッチし、相手選手を2人なぎ倒してトライ。林のゴールが成功、そのまま試合終了となりました。
結果、22-73の大差での敗北となりましたが、拓大の得意とする攻撃パターンでの得点、しかも、中島主将とラベマイ・シオネのチームのキーパーソンである2人が活躍したこと、スクラムやモール及びラックなど、FWにおいては前年度優勝チームに互角以上に渡り合っていたことは、今後の明るい材料であると思います。
この試合、開催地が遠方にもかかわらず、多くのご父兄やOBが応援に駆けつけてくれました。厚く御礼申し上げます。
学友会監事・ラグビー部OB 村松芳弘(84期)
写真提供 ラグビー部GM 松浦真吾(83期)