太平洋之塔建立45周年慰霊祭

   2015/07/02

太平洋之塔建立45周年慰霊祭①

戦後70年の今年、サイパン島バンザイ・クリフ「太平洋之塔」は建立45周年を迎え、3月9日午前10時から、日本各地から関係者35人と地元議員はじめ40人の現地の方々が塔の前で慰霊祭を行いました。

式は黙とうに始まり、マリアナ、日本両国国歌斉唱、続いて拓殖大学校歌。サンホセ教会神父のミサのあと、日本から参加した曹洞宗薬王寺(札幌)住職・田中清元氏(70期)の法要・読経の中、現地の方々、日本からの参加者が次々に焼香と参拝。河田昌一郎氏(67期、常務理事・拓大一高校長)の挨拶、「海ゆかば」「日の丸の歌」をともに歌いました。記念写真の撮影、カチマス踊りとオス三唱で終了しました。

現地は乾期であり、晴天で強い日差しの中、青い海と青い空の下、真白に塗られた「太平洋之塔」は建立時と変わらぬ姿でまぶしく輝いていました。

当日の夕刻、涼しくなってから、エマ・ヴィラゴメス氏(サイパン市長ヴィセンテ・サブラン氏のお嬢様)宅の前で、現地の方々も大勢招待しチャモロ料理の大パーティーを開催しました。86歳になるベン・カマチョ氏(元マリアナ議員)も日本の軍歌、童謡を次々に歌ってくれ「日本時代の先生に教えていただいた、日本語と日本人の心に感謝している」と話してくださいました。

こうして、5年に一度開催している「太平洋之塔」慰霊祭は幕を閉じました。参加者からは、5年後、50周年にもぜひ再会しようとの声があがっていました。

池 登志邦(68期)


太平洋之塔建立45周年慰霊祭②太平洋之塔建立45周年慰霊祭③太平洋之塔建立45周年慰霊祭⑤太平洋之塔建立45周年慰霊祭⑥