第41回62期会

   2014/11/18

第41回62期会

11月8日(土)昭和49年以来途絶えることなく粛々と続けてきた41回目の62期会を、晩秋のひときわ美しい紅葉に彩られている上野の杜にある、由緒深き「精養軒」で、開催した。

「晩秋や 同期が集う 精養軒」

司会の開会宣言のあと、昭和35年4月、拓殖大学に入学という出会いので知り合った62期生21人が「絆」を大切に元気で集まることができたことを祝福し、実施要項にしたがい、栗原拓兄笛奏伴奏で校歌斉唱。野上拓兄による「拓大エール」。つぎに、今秋10月16日、学生時代「暁風寮」在籍の松井紀明拓兄が鬼籍に入ったという報告があった。

「いつの間に 世に無き人ぞ 秋寒し」(虚子)

同期生が無常の世を恨み、ひとり二人と欠けていくことに一抹のさみしさを感じながら、明日は我が身かな?と思うとき、
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)
が頭をよぎる。同期生および関係物故者慰霊のための黙祷をする。

続いて三浦代表幹事のあいさつと拓大の現況として、運動部活動状況について、箱根駅伝でシード権獲得の陸上部、東都大学野球の1部残留、それぞれ上位を目指していっそう健闘していること、ボクシング部、レスリング部、バスケット部等が強豪を相手に善戦していること、ラグビー部が2部に後退した惜念に「捲土重来」を期して頑張っているとの報告があった後、写真に関してはプロ級腕前の秋山拓兄による記念写真撮影。

続いて、中嶋拓兄の乾杯の音頭で懇親会に移る。一段落後、自己紹介。各自大学時代の思い出話と近況報告があり、さらに「笛奏の研究」に余念がない栗原拓兄が「蒙古放浪歌」等数曲の笛奏を披露し、会を盛りあげてくれた。

今回も、毎回出席の同期生のなかにも体調不良、所用などで数名の欠席者があった。しかし、出席者の膝突き合わせての、ざっくばらんな談笑は十分満足のいくものであった。

時間を忘れ、美酒を酌み交わすこと2時間半、2次会に余韻を残し、野上拓兄の「序文」と烈士「脇光三氏」の「落つる夕日よ暫くとまれ 脇光三の碑の上に」(詩人・児玉花外)の吟詠。全員で「勝チマス踊リ」、「押忍三唱」(和田拓兄)で閉会。

「一期一会」を念頭において「お互い健康に留意して、『私が出席しなければこの会は成り立たない』という気概をもって、来年また会おう」を合言葉に散会。

押忍。
小川仁也

オスと俺とはよ 紅葉ヶ丘でよ 赤い血潮でよ 結ばれたよ(オス送別歌より)

なお、毎年6月2日は、62期の日です。案内状を出しますが…来年の、第42回同期会は、

  • 日時 平成27年11月7日(土)午後12時開会
  • 会場 上野「精養軒」
  • 問合せ先(事務局) 三浦清勝

以上