54期会

 

平成26年度54期会

5月14日(土)開催した54期会は、学校当局のご好意により、集合場所を本館3階の第3会議室とし、文京キャンパス再開発事業の現況説明と構内の案内をしていただくことにしていた。

定刻12時、出席予定者13人中11人出席(2人遅刻)した。会議室には人数分のお茶と資料が整然と配布されており、待つこともなく福田理事長、溝口常務理事が入室出席された。

福田理事長から文京(茗荷谷)キャンパスの再開発事業の現況、工事の進捗状況の説明があった。現在最終建築中の図書館・教育棟は平成27年1月末に完成引き渡しとなり、27年4月よりこの建物を使用して授業を始める。これで一連の再開発事業は完結する旨話があった。これにより商学部、政経学部の1学年から4学年まで全て、文京キャンパスで授業が行われ、総学生数は約5千人となり、八王子キャンパス5千人、合計1万人の態勢となる。

また、在校生の出身地は圧倒的に東京、神奈川、埼玉が多く千葉は比較的少ないが、文京キャンパスが充実することにより、今後志望者の増加が予想されると、期待を込めた見通しを述べた(私の学生の時代は北海道、九州の出身者が多かった)。

理事長、常務理事の概況説明後直ちに構内の見学と説明を受けた。教室は採光と音響に配慮し、また電子化も相当取り入れられているようだった。特に教室は横幅を広く取り、奥行きは浅く設計されている。さらに各棟から棟へは、渡り廊下により、雨天であっても濡れることはない。構内においてはエスカレーター、エレベーターを使用することにより、スピーディーに且つ大勢が一度に移動することができる。60年前とは正に隔世の感がある。

一通りの説明、案内の後遅参者も合流し、懇親会場に移動し、乾いた喉を冷えたビールで乾杯、1年来のお互いの健康を喜び合い、親しく懇談し、また来年の再会を約した。

今回感じたことは学校側の強い配慮だった。特に守衛所では来意を告げると、丁寧な対応を受け、懐かしい本館玄関に入った。

60年前は下駄を鳴らして駆け上がった当時の記憶がよみがえり、ただただ感激の一言だった。

田中政司