日本拳法OB広島に集う

   2014/04/25

日本拳法OB広島に集う①

3月4日・5日の両日、親睦を兼ねて物故者の供養と、大東亜戦争で亡くなられた御霊の追悼を広島平和公園で行いました。今回は地元広島出身の古谷(旧姓大宮)先輩(75期)が幹事として尽力され、同じく広島府中市出身の浅野拓兄(83期、赤穂藩広島浅野本家末裔)共々大変お世話になりました。

地方での開催も3回目となり、旧交を深め年に一度の楽しみになっておりますが、今回は以前の倍近い参加者となりました(前田会長、竹花、古谷、北村、坂本、石田、川越、佐藤、加納、大村、浅野)。

初日は市内で名物広島焼を食し、ホテルの大浴場で裸の交流後、有名料理店で懇親を深め、高級料理を堪能しました。その後堀川へ繰り出し、古谷先輩行きつけの高級倶楽部で「夜ののど自慢大会」と相成りました。

翌日は安芸の宮島(厳島神社)と呉の戦艦大和ミュージアムへ2班に分散し、尾道で合流、地元尾道焼で舌鼓、千光寺公園へ登山して、その後それぞれ帰路に就きました。このような楽しい一時が瞬く間に過ぎ、1週間後の11日に悪夢が待っていようとは誰も知る由もなかった事でしょう。

小生は当日、横浜の職場で立っていられないほどの揺れで、駐車している車が音を立てて揺れました。遥かに見る川崎、東京方面には、数ヶ所から火災と思われる煙が立ち昇っており、いよいよこの世の終末かと諦めましたが、何とか怪我もなく生きながらえたと安心するのも束の間、帰宅する際交通機関が不通となり、徒歩での7時間を要する帰路には応えました。しかし、戻る家があるのはまだ良いほうで、住宅も人命も流されてしまった被災地のことを後で知り、胸が痛みました。また、OB会に参加した中に、大震災の直撃を受けたいわき市在住の佐藤拓兄がいましたが、やっと連絡が取れ無事であったことが何よりでした。

我々はこの未曾有の震災に対し、犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げ、その義援活動に積極的に協力する所存です。来年も引続きOB会を開催する予定ですが、それまでには少しでも人々の心の傷が癒され、被災地の1日も早い復興を祈念する次第です。

川越 記

日本拳法OB広島に集う②