一生忘れない九州の大分県~留学生地域研修感想文(その1)~

   2018/11/08

平成22年度留学生地域研修①

商学部経営学科3年 サンサンイン

今年は、学友会の15回目留学生地域研修として学生主事室の先生の推薦で初めて九州の大分県に到着しました。それは、大分県津久見市の戸髙鉱業社会長、拓大理事の戸髙有基先輩と学友会のお蔭でした。毎年、夏休み時期に3泊4日で戸髙鉱業社の会社見学、郷土文化についての研修などを盛り込んだ地域研修旅行でした。

初めて大分県を踏んだのは、8月20日(金曜日13時20分ごろ)でした。学友会の井上富美子さんと私たち留学生4人を迎えにきたのは、先輩の浅川さんでした。夜になると津久見ローターアクトクラブの皆さん、戸髙有基会長をはじめ、拓大の先輩たちと交流しながら食事をしました。楽しく歌も歌いました。

次の朝、土曜日は、戸髙鉱業社の内容をDVDで見た後、会社について説明してもらいました。分かりやすい説明でした。そして、戸髙鉱山切羽に連れて行ってもらって、実際に拝見し肌で感じました。そこで、一番驚いたのは鉱山から採掘した石灰石を鉄鋼用、セメント用、骨材用など人の手ではなく、すべて機械が作業しているのというところでした。それは、一番安全なことだと感じました。しかも、環境に優しく、また空気が汚れないようにきちんとした設備で守られていました。利益だけではなく、安全安心は大切だと感じました。

昭和32年6月1日に資本金3億円で設立し、過去3度の生産量日本一になったことは素晴らしいことだと思いました。

最近注目されているニュースの中で「チリ」の鉱山落盤事故は安全鋼柱の弱みだと思いました。閉じ込められた作業員33人の救助は進んでいたが、数ヶ月間かかると思います。戸髙鉱山を見学する時、担当者の話で「事故はほとんどない」と言うことを聞き、会社の安全に対する意識を強く感じました。

それから、2日目の夜は、浴衣に着替えて扇子踊り会場へ行って皆と一緒に扇子踊りに参加しました。浴衣を着ることや髪を結ってくれることなど暖かい心で手伝ってくれたお姉さんたちの気持ちは私の心に印象として残っています 。

3日目は、観光を中心として久住花公園見学やガンジーハウスで食事等をしました。その後、由布院倶楽部というホテルで一晩泊りました。こんな高級なホテルに泊まることは初めてでした。

4日目は、そろそろ帰る時間が迫ってきました。その朝、高崎山・うみたまごという水族館へ行き、世界のいろんな珍しい生き物を見ることができました。この4日間でたくさんの方と交流することができました。

戸髙有基会長は会社、社員に対して、経営面だけではなく人間的にも暖かい心を持っていると感じました。毎年、拓大の後輩(留学生)4人がお世話になっていることは、私にとっては、一生忘れることのできないことでした。私は、戸髙有基会長を始め、学友会の委員の方々、主事室の先生方に「誠にありがとうございました」と言うしかできないのですが、チャンスがあり、何かできることがあれば感謝の気持ちで報恩したいと思っています。