海外で活躍する卒業生 第5話 スイス/ 65期 稲木 豊彦 (その2)

   2014/05/02

to bought at 1971.German to India.

懐かしい車ドイツからインドまで走破

押忍!

これが我が若かりし時(1971年)にドイツで買った中古車で2150マルクで買った。何とインドでドイツの買値と同じ価格をドルで売った。当時は国際ナンバーで車の前後には楕円形の番号が付けられた。(当時の日記から引用)

いやはや日記で初めてこんな事会ったのかと思い出す事も多い。40数年前の出来事は頭から抜け落ち始めている。何がいくらで食べたか、今又同じ国へ行って同じものの価格調べると面白い結果が出た。物価変動は日本では大きいが東南アジア、中近東、アフリカ未だに大きな変動は無く驚く。経済と国の発展の正比例。建造物も時々、内乱テロ等のTVニュースで見られる中近東、アフガニスタン、パキスタン今も昔も変わらない。服装も変わらず、ブータン等は昔の服装に法的に変えたようだと聞きました。1968年はヒマラヤ方面ネパール・シッキム・ブータンへ潜入大いなる感心があり民俗学的な感心も大いにこれも拓大の<民俗学>の影響でも有る。

さて車で何千キロ、何万キロ走破したか?今は良き思い出でも有る。当時もそれなりに多少の危険は在ったが常に<笑い顔で>危険は排除。世界中、今は何処でも、怒鳴り声、怒り顔では己のみに危険を誘うそのもので、<笑うという戦術はどこの国>でも通用した。<もって生まれた天性かな>。何処でも住民とは仲良しになれた。東南アジア、中近東、アフリカ、中南米、ヨーロッパ各国(人種の色と血の境我がたつ前に差別なし・・・・)おまけに行く先ざきの国の言語少し予備に学んで行った。これらが相してアフガニスタン、イラン国境の危険から救われた事が多々ありました。各国の言語は少しでも前もって習得していると万が一の場合も救助してくれる人はいる、さらに旅行も楽しく新たな発見が各国であった。只、興味の対象が多すぎたきらいもあるが、歴史考察、遺跡巡り、食い物調査、日本の影響力特に車は当時のシンガポール、マレーからタイまでのヒッチハイクで更に多くの経験をした、全くの貧乏旅行になった。当時は<外為法>海外持ち出し制限金額は500ドルの制限があった。旅行計画は東南アジアのみ3ヶ月の予定での往復フランス郵船の切符持っていた、今では想像できないがたった400ドルと10万円の現金であったからヨーロッパまで行くには当然<貧乏旅行>になった。というか経済的な旅行にならざるを得なかった拓大の<商法いや経済学>が物言った?

ドイツ、ケルンに着いた時まだ手持ちに50ドル残っていたからいかに倹約して旅行したか分る。今350ドルと10万円の現金でヨーロッパまで行ける人はいるか?今ではマア、若かったから出来たというゆえんかもしれない。今の若い人は辛い冒険旅行は出来ないのではないか。<拓大精神>を如何に発揮していたかが分る。自分でも今は当時を振り返って驚くほどである。どんな困難なことでもやれば出来る!人生とはそんなものだ。同じ人生なら人がやらない人生を経験する。そんな拓大生がこれからもどんどん出てくれれば良いと考える。人生とは発見でもある。経験とはその人の将来を左右する物でも有る。努力と継続とは成功への近道かもしれない。

(右手に文化の炬をかかげ・・・・・・・)リック背負ってヨーロッパ中を回る事数ヶ月、スペインではスペイン美人と拓大・ロペス教授のスペイン語も実証済み、北アフリカでも放浪モロッコ・サハラ砂漠を経験、スイスでフランス語の習得やら東洋医学への感心から更にその学校へ国家試験までの道のりの長い事。スイスで空手と柔道のボランテァも長々としていました。それから3年後ヨーロッパはドイツミュンヘンで赤い中古のフォルクスワーゲン買い込み、ヨーロッパはスイス、イタリア、ユーゴスラビア、ギリシャ、トルコ、一度オーストリー、ドイツまで戻り再度イスタンブール、そう昔の<コンスタンチノノーブル>から数ヶ月間、中近東各地回りインドまでたどり着く事1971年。

<1968年>の時とは違う道順でシルクロードをたどり、今では危険で行けないアフガニスタン、イラン奥所まで行き当時はだ危険ではなかった。それが今では内戦、クルド問題で内乱状態の国をこの<赤いフォルクスワーゲン車>今では危険。<赤いのでバズーカ砲の良い標的になるはず>。はなはだ今では危険隣り合わせだが、当時は結構楽しくシルクロードを縦走、各地で現地の物を食いながら。。。(南国水はたぎるとも・・・仰いで星を見るところ<実際当時のスプートニックが砂漠で野宿している時見えました>、人種の色と地の境我が立つ前に差別なし・・力あふるる海の外)。校歌を歌いながら青年時代がなつかしい。。

青春の歌
青春とは人生の在る時間を言うのではなく心の模様を言うのだ。と言う。人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。希望有る限り若く、失望と共に老い朽ちる。と言う詩を思い出す。

思い出の書き込みでした。拓大生頑張れ!

押忍!

T.INAKI スイス在住