「障害者ダンス大会」に拓大吹奏楽部

 

6月1日(土)千駄ヶ谷の東京体育館で、世界最大の奉仕団体ライオンズクラブ国際協会330-A地区後援の「東京都障害者ダンス大会」が開催されました。当日は梅雨入りとはいえ晴天に恵まれ、ライオンズクラブ障害者支援委員長の竹花秀勝氏(拓大70期、日本拳法OB)のもと参加者約6,200人規模の華やかな大会となりました。

出演は障害者チームと大学サークルチームや一般チームによるダンスと演奏、他にも色々な演出が盛りだくさんで、障害を持つ子供たちの活発な演技には感動を覚えました。

当日は来賓として秋篠宮紀子妃殿下、秋篠宮佳子内親王と小池百合子東京都知事がお越しになり、参加者も張り切って大変盛り上がりました。佳子さまは障害者への理解が深く、ご自身も手話をなされ、当日の各奏者の曲に大変興味を示されました。また、小池知事は2020年東京パラリンピックの成功と社会福祉の充実、とりわけ障害者への厚い支援について述べられました。

この大会では初めての試みで「全国障害者交通安全運動」として明治神宮からメーン会場の東京体育館まで、警視庁音楽隊が先導する吹奏楽パレードに拓殖大学麗澤会総務局吹奏楽部高畠監督以下31人も参加し、新入部員15人を迎え入れた新体制で初のパレードだったそうです。そして、東京体育館メーンアリーナのダンス大会でも、作品名「Sing Sinng Sinng」で素晴しいパフォーマンスを繰りひろげ満場の拍手喝采を受けていました。

偶然とはいえ母校の学生とOBが同じ社会奉仕活動で融合したことの縁と、社会における弱者に対する関心が希薄になりがちな今日、健常者が温かい思いやりで支えることが如何に大事であるかを痛感した一日でした。

川越 修(76期、日本拳法OB)